「ぼくのママはプロサッカー選手」をオススメしたい
こんにちは、ともかです。
先日のベレーザのファンミーティングで岩清水梓選手（以下：イワシさん）に本にサインをもらいました。実は、この本にサインをもらうことを今年のWishList100に入れていたので、それが達成できたことも嬉しかったです。
元々この本を読んだ時から、これは私にとって「人生の岐路で読み返したい本」だなと思っていて、読了時にもみんなに知ってほしい！の気持ちでポストしました。
いつかのタイミングでnoteを書きたいなと思っていたので、1年越しにはなりますが、改めてこの本の魅力だったり、こういうところが好き！というのを、私なりに言語化できたらいいなと思っています。
『ぼくのママはプロサッカー選手』岩清水梓
— と (@tmk12log) April 6, 2024
読了しました📗人生設計考えなきゃなと思うこの歳に、この本に出会えて本当によかった！！
読みやすくて面白くてためになる、男女問わず全人類におすすめしたい本になりました＾＾ pic.twitter.com/jUjRkbxFOd
本の概要
ママでも現役！元なでしこの出産育児奮闘記
2020年3月3日、プロサッカー選手の岩清水梓さんは、32時間におよぶ難産の末に男の子を出産しました。
女性アスリートにとって、妊娠・出産は現役引退とイコール。日本のスポーツ界ではそれが当たり前という暗黙の了解があり、なでしこジャパン（サッカー女子日本代表）の守備の要としてワールドカップ優勝やオリンピックでの銀メダル獲得などを成し遂げてきた岩清水さんも、一度は引退の思いを家族に打ち明けました。
しかし、彼女にはかなえたい夢がありました。
「わが子を抱っこして、ピッチに入場したい」
一転して現役続行を決意した彼女は、育児休養期間を経てプロサッカーの舞台に帰ってきて、2024年現在も日テレ・東京ヴェルディベレーザの一員としてプレーを続けています。
本書は、2021年に発足したWEリーグ（日本女子プロサッカーリーグ）で、初めて出産を経て試合に復帰した選手となった岩清水梓さんの出産と子育て、そして“職場復帰”の記録です。
ときに真剣に、ときにユーモアたっぷりに激動の日々をつづった全編描き下ろしのエッセイに加えて、家族や、クラブスタッフ、チームメートといった彼女を身近でサポートし、応援してきた人々のスペシャルインタビューも掲載。
これは、女子サッカー界を代表するトップアスリートの話でもあり、どこにでもいるひとりのママの話。
すべての働くママたちや、結婚・出産後も好きな仕事を続けて自分らしく生きていきたいと願う女性に、共感と勇気を感じてもらえる1冊です。
好きなところ
そもそもこういう出産の葛藤とか、産後の話とかのエッセイをあんまり読んだことなかったから、新たな知識がついたというのがひとつ。
一般論とかじゃなくて、人それぞれっていうのを強く感じました。特に本の中でも、自分はこうだったけど、もっとこういう人もいるよねというニュアンスの言葉が何度もでてきて、イワシさんの包み込んでくれる優しさを感じました。
あとは、全く見えてなかった将来に、こういう道もあるんだよっていうのを教えてくれたというのがひとつ。
自分はアスリートでもないし、同じ境遇になるとは思ってないけど、人それぞれいろんな道があることを体系的に理解することができました。
選手としてのイワシさんの姿を見ていて、（一方通行だけど）全く知らないわけではないというのが、とても親近感を与えてくれて、大好きな本になった理由かなと思います。
理子さん、竹中さん、旦那さんのインタビューも読んで心が温かくなりました。
すごいと思ったところ
本を読んでいて一貫して感じたのは、何事もポジティブに変換できるところが本当にすごいなというところ。
当時は無理だったとしてもそれを振り返って、認めてプラスに捉えるところに強さを感じました。
あと、本当に個人的なことだと、大学で、子供との関わり方における専業主婦の女性と共働きの女性の違いみたいなことを勉強して、データ上では共働きの女性の方がメンタルが安定している（ざっくり）ということは知っていたけど、実際に「再会して一緒に帰るたびに、すべてがまた愛おしくなっている。」（p158）と言えるイワシさんはすごいし、このデータの片鱗を見れた気がして、学びがつながる面白さを感じました。
おわりに
あまり一般化した話ができなくて、読んでくださっているみなさんに有意義な話ができたかはわかりませんが、とにかく良い本なので、イワシさんのことを少しでも知ってるよ！っていう人は読んでみて欲しいなと思います。
これからも聖悟くんとの日常をインスタで見れることを楽しみにしているし、イワシさんには長く現役を続けて欲しいと思っています。
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。