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突然転職に追われた新卒デザイナー転職記&学んだこと

こんにちは。UIデザイナーのたまい(@tmi_1064)です。
今回は、ある日突然転職することになった新卒3年目デザイナーの活動記録をまとめてみました。

人生初の転職活動でしたが、自分を知り、人を知る良い機会となりました。動機なく始まった転職活動を経て、これまでの経験を活かして自分をデザインすることや人と人の繋がりの大切さを実感することができました。

本記事が、ぼんやり転職を考え始めた方や初めて転職をしようと考えている方のお役に立てたら幸いです。

あらまし

週末に突然、月曜朝イチに全社会の予定が入る。当日、心がざわざわしつつ参加してみると、退職勧奨を受け取った。
新卒3年目、考えていなかったタイミングでの退職。食事は喉を通らず眠れないまま人生初の転職活動をすることに――。


おおまかにこのような形で進めていきました


1. たくさんの企業と話し、業界内での自分のポジションを客観視する

今回は転職の「て」の字も考えていなかったタイミングで活動をスタートすることになり、社内でのデザイナーとしての自分しか認識できていませんでした。
そのため、まずは業界内で自分は「どの分野を得意・好き」で「どれくらいの実力」があるデザイナーなのかを客観視すべく、たくさんの企業さまとカジュアル面談でお話をさせていただきました。

俯瞰して自分を見るため、業態・製品・働き方などといった要素は一切気にせず、最終的に24企業さまとお話をさせていただきました。
自分を客観視できただけでなく、業界の構図についても知ることができてよかったです。


2. 共通項を見つけ出し仕事における軸を決める

様々な企業さまとお話させていただく過程で、事前に質問として用意していたことや、その場で共通して質問していたこと、どういうポイントでより興味を持ったかなど、自然と型が出来上がっていくのを実感しました。

浮かび上がってきた共通項をもとにマインドマップを作成し「自分はなににやりがいを感じているのか」「自分はどういう分野で何をしたいのか」「今後どうなりたいのか」などといった軸を決めていきました。


3. Notionでポートフォリオ作成

軸が決まったので、その軸を意識しながらポートフォリオの作成に取り掛かりました。
これまでの仕事を振り返りながら、以下のポイントを意識して作成しました。

・何が得意なのか、何をやりたいのか、将来どうなりたいのか
 ・その根拠に足る実績をフィーチャーする

・成果物ではなく、過程をメインとした丁寧な説明
 ・5W2Hを意識した構成
 ・事業的にどう数字を動かしたか
 ・その過程でどう成長し学びを得たか

・読み手(採用担当者)の体験
 ・どう作品をまとめれば見やすいか

今回はスピード第一だったので、Notionでポートフォリオを作成しました。
すぐ編集できる・相手先にはURLを共有するだけといった点でお手軽な点が良かったです。また、ポートフォリオがNotionであることによって低い評価を受けるといったことはなかったです。


4. 軸をもとに受けたい会社を決める

固まってきた軸と、これまでカジュアル面談させていただいた企業さまとを照らし合わせて自分が入社したいところを決めていきました。

同時並行でカジュアル面談をしていたこともあり、Notionのカンバンで進捗管理をしていました。
どこの会社がどこまで進んでいるかや議事録の保存を一つの場所ですることでもれなく管理でき進めやすかったです。


5. 面接対策の中で自分について言語化

面接対策として、以下のことを通してより自分や志望する会社に対する理解を深めました。
特に面接/採用担当の経験がある先輩デザイナーから面接官視点でのアドバイスをいただけたことは、面接経験が無かった自分にとってとても心強かったです。

・面接/採用担当の経験がある先輩デザイナーに
 ・面接官が見ているポイント、よく聞く質問を教えてもらう
 ・面接練習をしていただく

・志望する会社のミッション、バリュー、事業形態を頭に入れておく

・カジュアル面談で話した内容で、更に深掘って聞きたい項目を洗い出しておく(カジュアル面談で話した方が面接官となって再度話すケースも結構あった)

・自己紹介をスラスラ話せるようにしておく(ここを端的にまとめ何度も話す練習をしている過程で、より自分について言語化できたと思います)

・カジュアル面談で聞かれがちだった質問項目に対する回答の用意

これらの内容を整理するため、面接対策シートを何度もブラッシュアップして面接に臨みました。
その過程でどんどん自分の考えも洗練されていき、自分について伝わりやすい形で言語化できていきました。

また、回答に詰まりそうになった際に面接対策シートをちらっと参照することで、自分の言いたかったことを漏らすことなくきっちり話すことができました。
面接対策シートは @ayujimann さんのこちらの記事のものをベースに活用させていただきました🤲

6. 選考

とにかく、素直に今の自分のありのまま話すことを意識して臨みました。
会社によって、事前課題や業務委託、その場で課題に取り組むなど選考フローも様々で、改めてデザイナーとしての自分を見つめ直す機会になったと思います(実力も知りました)。

結果的に内定をいただいた企業さまは、面接中からテンポ良く選考が進んでいったので「これが相性ってやつなのかぁ」と実感しました。
期間は2ヶ月で、面談 24社、選考 6社、内定 3社でした。


7. これから

最終的に、「担当事業が高難易度で挑戦しがいがある」「デザイナーとしてのチャレンジをサポートさせてもらえる環境」という部分で強く惹かれ、株式会社マネーフォワードにてデザイナーをさせていただいております。

働き始めてもうすぐ3ヶ月が経つのですが、とても居心地良く挑戦させてもらえています。入社してみて「担当事業の挑戦難易度の高さ」「チームの垣根を超えたデザイナーの協業」「toB と toC事業の違い」「国内外の複数拠点による協業」といった、刺激的な日々でたくさん学ばさせていただいています。

また、本気で良いデザイン組織を作ろうとされている上司 @kocho_katsuhiko さんのサポートのおかげで、やってみたいこと・できるようになりたいことのチャレンジをさせていただいております。

今後は、難易度が高い中でも事業貢献するデザイナーになるべく頑張っていきます。手段に囚われず、まっすぐ全力で取り組む自分のスタイルを磨き上げていきたいと思います。


8. さいごに

突然転職活動をすることになった際、 @tyoneda さんからもらった「元カノの背中を追う(元いた会社とそっくりの会社を探す)ようなことをしちゃだめだよ。新しい相手で良いところを見つけるようにしなよ。」という言葉が印象的でした。今思うとこの言葉のおかげで吹っ切れて転職できるようになったと思います。
他にも、先輩方にたくさん相談に乗っていただいたり面接練習にお付き合いいただいたりと、周囲のみなさまのおかげで無事転職することができました。自分ひとりでは決してできなかったことだったと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。
しっかり成長した姿をお見せすることで恩返しとさせていただく所存です。

【お礼】今回の転職活動にあたってお声がけいただいた方、やりとりさせていただいた方、お話させていただいた方、皆様ありがとうございました。
また、都合によりお返事できなかった方々に対しましてお詫び申し上げます。
また、こちらのnoteの作成にあたり @ShikiCheri さんやマネーフォワードの同僚の方々のレビューで完成させることができました。ありがとうございました!


【おしらせ】マネーフォワードではプロダクトデザイナー・UI/UXデザイナーを積極採用中です。もしご興味ありましたら応募お待ちしております🙌

1日遅れでしたが、本記事は自分と関わりのあるマネーフォワード福岡拠点のAdvent Calendarでした🎄


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