すきまの記録 2024年5月後半
忙しない日々の間に空いたすきまのような時間たちの記録。
他愛もない、他人からしたら、たかがそれくらいのありふれた出来事でも、僕にとってはかけがえのない日常。このすきまがあるから、忙しない日々の中でもゆっくりと呼吸ができる。
あまり記憶力が良くないので、備忘も兼ねて。
本当になんてことのない誰かの日常の1ページだけど、箸休めくらいになれば僥倖です。
5月前半の記録はこちら
5月17日
お昼前、池袋のストリートで友人が出店しているので会いにいく。不思議なもので、場所が違っても集まってくる顔ぶれは馴染みの人たちばかり。
人が人を呼ぶ、というのはまさしくこのことだなぁ。
5月18日
仕事で関わっている若者の病院同行の日。待ち合わせ時間よりも早くついてしまったので公園で読書。子どもたちが遊ぶ声や、鳩の鳴き声が聞こえる。
両腕を天に掲げたまま静止しているおじさんも居た。太極拳かなと思ったけど、どうも様子が違うようで。宇宙と交信でもしてたのかな。
日陰の椅子が埋まっていたので、日向にいたのだけど、ものの数分でうっすらと汗ばんでくる。夏は近い。
5月19日
文学フリマの日。感想はこちらに書いた通り。
とっても楽しかったし、想像以上の会場の熱量に当てられたからか、何だか帰ってからもテンションがやや高ぶったまま、戦利品を友人たちに自慢するなどしてしまった。
晩御飯は友人と。タイ料理を何品も買ってテーブルに並べる。食べきれないと分かっていても、テーブルに数々の品が並ぶのは楽しい。
この日は久しぶりに銭湯に寄って帰った。少し前までは毎日入っていた銭湯。(自宅にお風呂がなかったのです)
大きな浴槽はやはり贅沢だ。
5月24日
会いたい人がいたので、弾丸で愛媛に。冷静に考えたらそんな場合ではなかったのだけど、行って本当によかった。
選択をするということは、後悔と満足度を天秤にかけることだと思っている。どんなにやりきったって、多少の後悔は避けられない。でも今回は満足が完全に上回った。天秤の傾く勢いで後悔が飛んでなくなるくらい。
こういう選択を日々積み重ねていけたらきっと人生は面白くあり続けるだろうな。
5月25日
朝イチの飛行機で愛媛から帰郷。翌日に控えた所属団体の5周年パーティのための仕込みを急ピッチで行う。本当は金土の二日間で余裕を持って行うつもりだったのだけど、金曜は愛媛に飛ぶ決断をしたので1日(というか半日)で仕込む強行スケジュール。とはいえなんだかんだで上手いこと進み、事前にしなければいけない分の仕込みは終えられた。
追い詰められるとなんだかんだでやりきれることが多い。(追い詰められないとやらないとも言える)
仕込みを終えたら今度はダッシュで友人の主催するお笑いライブへ。(この日は本当に時間に余裕がなかった)
とある養成所出身の芸人を中心に10組が集まっていた。漫才もコントも、10組分しっかり笑わせてもらった。移動も含め、かなり疲れていたはずだけど、笑ったからか何だか元気になった。
明日は大一番。
5月26日
所属しているNPO団体の5周年記念パーティの日。まさしくパーティだった。これまでお世話になってきた、そしてこれからもお世話になりたい人たちが約200名もお祝いに来てくれた。何だかちょっとだけ浮ついた気分にさせてくれるような、多幸感に溢れた一日だった。
僕は来場者向けのケータリングを担当させてもらった。軽食(カナッペ)とは言え、200名分を用意するのはとても大変なので、友人に手伝ってもらった。会場は日本橋だったのだけど、僕らが並ぶとどことなくホームタウンの空気が流れる。「いつも通り」ほど心強いものはない。
5周年。ゴールではないけれど、節目。継続の先にたどり着いた一つの到達点。ここから、さらに前へ進んでいくための約束を結ぶような祝いの日。
5月28日
1on1と称して、スタッフとお喋りする企画。この日で4人目。
以前、ウツボの写真を見た若者が、ゲームをしている時の代表に似ていると言っていたことに端を発して(本当に端を発しているかは謎)、ウツボを食べに行くことに。
わざわざ浜松町まで赴いて食べたウツボの味は、可もなく不可もなしだった。タタキよりは南蛮漬けが美味しかった。皮の弾力がエラく強い白身魚といった感じ。
思ったのと違っても、想定外を笑えるのは共有できる誰かがいてこそ。微妙な体験ほど、一人は虚しすぎるので、一緒で良かった。
本当に個性的なメンバーが集まった。良いチームにしていきたいな。
だいぶ遅れての更新となってしまった。もう6月の前半が終わりに差し掛かろうとしている。
何というか、多分余裕がないのだと思う。具体的に何がとかではなく、名状し難い何かで、心の容積が埋まってしまっている。5月〜6月は過去のうつ病発症の記憶に引っ張られて気分が落ち込みがちになる。風邪もひいてしまったことだし、無理をしないのが大事。
あとは身の回りの変化に対してチューニングが間に合っていない気もする。感度が落ちている時というのはどうにもいろいろなものがズレる。
油断せずに行こう。