日食観に行きたい~2017.8.22の記録~
2020年6月21日に日食があります。
日本でも部分日食として見えるようなので晴れたらぜひ見ておきたい天文現象です。
部分日食でも普段見ているまぶしい太陽が徐々にかけてく様子がわかるので面白いのですが、過去に1回体験したことがある皆既日食は、部分日食とも金環日食とも比べ物にならない感動体験だったので、またいつか体験したいと思っています。
来る6月21日の日食は残念ながら現地に行くことは難しそうですが、現地で見れる人はぜひあの感覚を楽しんでもらえたらいいなと思います。
皆既日食での感動体験1 ~太陽の変化~
徐々に太陽が欠けていくのは部分日食と金環日食も皆既日食も同じです。約1時間かけて太陽がだんだんかけていき、完全に消える瞬間に所謂ダイヤモンドリングを見ることができます。
この瞬間に、太陽を隠している月のクレーターの凸凹から光が漏れているのが分かります。そこに間違いなく目に見えてない月がいることが分かります。
その後、たった数分間の皆既の時間、太陽のコロナが月からあふれてる姿はダイヤモンドリングとはまた全然違う神々しさがあります。
数分間の皆既の後、本来の太陽に戻っていく瞬間に2度目のダイヤモンドリングを見ることができます。
この見た目の変化を見るだけでも必見の価値がありますが、感動することはこれだけではありません。
皆既日食での感動体験2 ~気温の変化~
2つ目の感動体験は気温の変化です。日食が始まり皆既が近づいてくるにつれて、びっくりするくらい気温が変わります。
太陽が隠れるので当たり前なのですが、ただ日陰に入ったくらいの気温差ではなく、周辺の空気の気温が下がっているのでまさに昼のはずなのに夜になったような気温差です。皆既になる前は夜というほど暗くなっていないのにいつの間にか気温が下がっているので不思議な感覚でちょっと混乱すらします。
皆既日食での感動体験3 ~空の変化~
日食の時、どうしても太陽の変化に注目しがちですが、皆既日食のとき太陽の変化と同様に見逃してはいけないのは、空全体の変化です。空というか空間の変化といったもいいかもしれません。
皆既が近づいてくるにれて気温の変化とともに、太陽が出ているのにほんの少し空間が暗くなっていることが分かります。そして皆既になった時、空には太陽とともに星が輝き、地平線は夕焼けのようにオレンジ色に輝きます。
たった数分間、太陽を見てるだけでは良くわからないまま終わってしまう夢のような時間ですが、その場にいる人たちと共有するこの時間は言葉では言い表すことができない感動の時間です。
以上が皆既日食での感動ポイントです。
部分日食でも1つ目の太陽の変化の一部を体験することができます。
6月21日は皆さんに少しでもこの感動体験を味わってもらえたらうれしいです。
日食で太陽が隠れていく間にやってみると面白いのは、紙に穴をあけて太陽の形で遊んでみることです。下の写真じゃわかりにくいかもしれませんが、紙の穴から通った光が、欠けた太陽の形のまま地面に映し出されています。
6月21日の日食が楽しみです。
でも、
あぁ。皆既日食をまた見てみたい。