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転職を考え始めた背景(都庁からの一歩)

こんにちは、Masakiです。

今回は東京都の職務から一歩を踏み出し、民間企業で経験を積もうを思った背景を書いていこうと思います。

記事の写真は、’IKIGAI’という世界でも注目された人生哲学です。職場に派遣された当初、疲れ切っていた私にFinCity.Tokyoの専務理事から一つの生き方として教えてくれた言葉です。(職場の壁に貼ってありました。)
気になる人は以下の参考記事をご覧ください。

転職を考え始めたきっかけ

改めてですが、私は以下の職場を経験しました。

  • 主税局

  • 交通局

  • 政策企画局

  • FinCity.Tokyoへの派遣(出向)

この中で私の仕事への姿勢や思考プロセスに大きな変化が生じたのが、FinCity.Tokyoにおける業務経験です。(詳細は以下の記事をご覧ください。)

簡単に言うと、都庁で業務していた頃と比較して以下の状態となりました。
・プロジェクトオーナーシップを持ちながら仕事をすることができるようになった
・視野が広がり、選べる選択肢が増えた(選ばなかった選択肢を選ぶことができるようになった)
・成果の最大化に向けてチャレンジする意欲が出てきた

そんな中で、FinCity.Tokyoでの残りの任期(原則3年間)が差し迫っていることを感じ、私が任期延長の打診も含めて専務理事に相談したところ、
「目先のことにとらわれるのではなく、10年後20年後の自らの姿をイメージして、自らのキャリアという問題を客観的に解いてみてください」とアドバイスを受けました。

問題を整理したところ、私の場合は
「将来的には東京都(都民・国民)のために、できるだけ多くの力を発揮していきたい」ということにいきつきました。
背景としては以下です。

  • これまで公金で育ててもらった(何不自由なく様々な経験を積ませてもらった)ことについて、非常に恩を感じている(感謝している)。

  • 東京都の職員になったのも公共の福祉のために全力で仕事に取り組みたいという熱意からであったし、今もそのことに変わりはない。

  • 東京都という組織にいたことを非常に誇りに思えている。

一方で、将来的に東京都で活躍するためには、現状の自分の課題は以下ではないかと感じました。

  • 東京都には非常に多くのアセット(ヒト・モノ・カネ・情報)が存在しているが、それらを最大限使いこなしながら組織を動かしていくスキル・経験が不足している。

  • その中でも特に組織マネジメントの経験が不足している

  • FinCity.Tokyoは非営利組織であるため利益を追求する民間企業の中にいた経験がなく、委託先事業者と実質的な効果等を踏まえた対話をすることはできない。(東京都のルール・風習の押し付けであったり、’情報の非対称性’に巻き込まれてしまうことが生じる)

  • このまま東京都に戻っても、FinCity.Tokyoで経験したことを発揮することは簡単なことではない。(組織規模が異なるため、再現性が低い)

そんな課題を感じた中で、民間企業に出て経験を積むことを仮定した場合に、追い風となった(と感じた)状況は以下です。

  • 令和6年度から東京都職員アルムナイ採用選考が始まった(アルムナイ採用とは

  • 東京都の幹部職員を見渡すと、組織運営に強い職員は多いが、問題解決型事業をリードしていく職員(プロジェクトオーナーシップの経験を積んできた幹部)はあまり多くはいない

  • ここで一歩を踏み出すことで、これまで経験してきたことを、更なる成長につなげることができる立ち位置にきている。(以下の図のようなイメージです。)

これらを踏まえると、私が東京都に最大限の付加価値を還元するためには、まだまだ成長しなければならない部分があると感じてます。
経験が不足しているこの現状を打破できるよう、更なる経験を積むために東京都を退職・一歩を踏み出すことは、私の人生の通過点にすぎない(ボトルネックではない)と感じることができました。

実際に成長できるか分からないですし、’井の中の蛙状態’でどこかで潰れてしまうかもしれません。未来ついてどうなるかなんて全く分かりませんが、将来的には回遊魚のように成長した姿で東京都の元に戻ってきたいなと思います。

次回は「公務員の転職活動」を記載していこうと思います。

ありがとうございました。

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