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「エリクサーが使えない」私が、ChatGPT Proに課金するか悩む理由
昔、ゲーム『ファイナルファンタジー』で回復アイテムの“エリクサー”を使わずに溜め込んでしまう人と、あっさり使ってしまう人の論争(もしくはあるある話)を見かけたことがあります。私は、どちらかといえば“エリクサーを使えない”タイプ。ここぞというときが来ると信じつつ、結局最後まで残っていたりする。そんな私が今、ChatGPT Pro(月額3万円程度)に課金するかどうかをずっと迷っています。
1. ChatGPT Proで何ができるのか?
「deep research」がとても魅力的。まるで自分だけの専門書をつくってもらえるようなイメージです。
健康的な一日の過ごし方を聞けば、最新の科学的知見を活かした自分専用のルーティーンが得られる。
LLM(大規模言語モデル)の学習方法も整理された形で解説してもらえるかもしれない。
資産運用の最適プランをカスタマイズして提案してもらうことも期待できそう。
要するに、自分の疑問やニーズに特化した“研究レポート”を受け取れるような感覚です。それが月3万円。「1ヶ月だけでも試してみたいな……」と気持ちが揺らいでいる。
2. エリクサーを使えない症候群
ゲーム内最強の回復アイテム「エリクサー」。滅多に手に入らないレアアイテムなので、“ここぞ”というときのために取っておく。でも結局ラスボス戦でさえも使わずにクリアしてしまい、ゲーム終了後に在庫が残ってる…という人、いませんか?
“もったいない”精神
いつかもっとヤバい状況で使おうと思っているうちに、最後まで使わず仕舞い。ChatGPT Proもエリクサー?
月3万円の投資が「これを払うくらいなら、もっと他で使い道が……」と躊躇して、結局契約に至らない。
エリクサーを迷わず使うタイプの人は、悩むことなく「必要だ!」と思ったら契約しているのかもしれません。それって良い悪いどちらとも言えないけど、私のように“エリクサーを使えない派”からすると、ちょっと羨ましかったりもします。
3. どこで決断するか? “待てばもっと良い選択がある”症候群
この問題は、ほかの分野でもよくある話ですよね。
面接での採用タイミング
最初の候補者が素晴らしくても、「あとでもっとすごい人が来るかも」と思うと合格を出しづらい。不動産や株の購入タイミング
今買うと後悔するかもしれないし、でも待っていても良い物件が売れてしまうかも、と堂々巡り。
何かを買う・契約する・意思決定する時、やたらと未来の可能性を考えてしまい、“このタイミングで使う(買う)のはもったいない”と感じる。エリクサーが使えない心理と通じるものがあります。
4. バランスが大切
「エリクサーを使いまくる派」と「絶対使わない派」のどっちが正しいわけでもないですが、あえて言うならバランスがカギなのかもしれません。
時には思い切って使ってみる
月3万円でも、そこで得られる情報や時間短縮効果が自分にとって大きいなら、1ヶ月だけ契約してみるのも手。思いのほか価値ある発見があるかもしれない。時には温存する
本当に活用する余裕がなかったり、経済的な優先順位が低いなら、無理に手を出さず様子見してもいい。
大事なのは「自分にとってどのくらい“価値ある冒険”になるか」を常に見積もること。
まとめ
ChatGPT Pro=自分専用のリサーチツール
月3万円は高いか安いか、判断は人それぞれ。エリクサーを使えない病
せっかくの貴重なチャンスやアイテムを、「もっと良いタイミングがあるかも」と先延ばししがち。採用や投資のタイミングとも同根
「待っていればもっといい選択が…」という心理と、いつまでたっても決められないジレンマ。バランス・決断力が大事
どんなに迷っても、いつかは動くか引き下がるかの選択を迫られる。試してみるのも一つの手。
自分が本当に求めていることは何か、“エリクサーを使わずにゲームをクリアしてしまう苦味”を経験したことがある人ほど、今この瞬間の決断をどうするか悩むものです。でも一度思い切って使ってみれば、エリクサーの威力に感動するかもしれませんし、「そこまででもなかったな」と思うかもしれません。迷い続ける前に、ちょっと試すというのは案外アリなのではないでしょうか。