神社に行って心を整える~自分らしさをわすれないために~
10年くらい前から神社やお寺に足を運ぶことが多くなりました。
20代の頃は全く興味もなく、年に1度、家族で初詣に出かけるだけでした。年齢を重ねたからでしょうか? 今はことあるごと足を運びます。
鎌倉に行ったり京都に行ったり、最初は単純に観光の一部としての参拝でした。
「有名な神社だから行ってみようかな~」程度です。そんな感じだったので、拝殿にお参りをしてそれでおしまい。
ところが今は、「〇〇神社に行くことが目的」となっているのですから、人間変われば変わるものです。
そして何度も足を運んでいると、自然と心が穏やかになる感覚を味わえるようになるから不思議ですよね。
みなさんは、日々の中で「なんだか疲れちゃったな~」と感じることはありませんか? そんな時、ぜひ神社に行ってみてください。何か新しい発見があるかもしれませんよ。
ここでは心を癒す方法の一つとして、神社に行くことをおススメする理由をお伝えしたいと思います。
神社の持つパワーを感じる
大地のエネルギーがあふれ神秘の力が宿るとされる神社は、パワースポットといわれています。
日本の文化と歴史に深く根ざしているためなのでしょう。
自然のエネルギーで心や体の浄化や癒しの場として、たくさんのひとが訪れます。
鳥居や手水舎のもつちから
神社では、まず鳥居をくぐりますが、鳥居は一般社会と神様の領域を区切る結界のような意味があるともいわれています。
なので、「神様にお邪魔します」という意味を込めて鳥居の手前で一礼するといわれているんですね。
(余談ですが、鳥居のない神社もあるんですよ。なぜ鳥居がないのかは、別の機会にお話ししましょう!)
鳥居をくぐり参道を進むと、少し空気がひんやり感じたりことありませんか?
伊勢神宮や明治神宮のように、鳥居から拝殿までの道のりがながい神社ですと、特に感じやすいかもしれませんね。
参道に木々が多いため、風の通り道であるというだけでなく、そこが「特別な場所」だからだと思います。
そして、参拝の前に自分自身をお清めするために手水舎があります。
心の疲れは「自律神経の乱れ」として体調に出る
今はテレビやネットなどからたくさんの情報を簡単に受け取ることが可能です。
便利なようですが、時として自分の心を疲れさせている場合もあります。わたしたちは知らず知らずのうちに、得た情報の良しあしを考えてしまっているからです。
だから、寝ても疲れが取れないとか、常に不安を感じるなど心が疲れてSOSを発信しているのでしょう。
心の疲れは、「自律神経の乱れ」として体調に現れるといいます。
自律神経の乱れとは、交感神経と副交感神経のバランスが取れなくなることですよね。
日中仕事をしているときなど、緊張した状態で優位になる交感神経と、夜などリラックスしている状態で優位になる副交感神経。
この2つのバランスが保たれていれば、自律神経が安定して体調も整った状態が維持されるのですが、ストレスなど負の作用によって心が悲鳴を挙げてしまうと、交感神経が過度に刺激されてバランスが崩れてしまうのです。
ストレスにもいろいろありますが、突き詰めていくと「こうありたいという希望」と「現実」のギャップによって生まれる「葛藤」です。
思うようにならないこと自体がストレスなのです。
だから何もかも思い通りになっていたら、不安も心配も起きませんから、ノンストレスということです。でも、そんなにうまくいかないのが人生です。
わたしたちは、生きていくうえでストレスを完全に手放すことはできません。
だからこそ心の疲れを予防する。そのために「ストレスを受け流す」力を養ってみてはいかがでしょうか?
神社に行くとなぜ落ち着くのでしょうか?
1. 自然の力が大きく作用している場所
神社は、木々や川の音、鳥のさえずりなど自然の音をたくさん聞くことができます。自然に囲まれた静かな場所にいると、心が落ち着き安らぎを感じてリラックスできませんか?
日常の忙しさから少し離れて、自然の中でリフレッシュすることができるのが神社の魅力なんです。
2. 心が落ち着ける静かな場所
都会の真ん中にある神社でさえ、一歩中に入ると、雑踏が聞こえなくなるくらい不思議な空間になってます。
静かな環境は、心を落ち着けるのにぴったりです。
神聖な空間に入っていく、神様との関係に入っていくことで、心や精神の深いところに響き、深い感情や安心感が生まれます。 それが、心の奥深いことろで落ち着くということなのでしょうね。
3. 新鮮な空気を吸って深呼吸する
神社に行くと自然の新鮮な空気を吸うことができます。そして、静かに深く呼吸をすると、体がリラックスして気持ちが落ち着きますよ。
心のよりどころをみつけましょう
心が落ち着く場所や安心できる場所はどこでしょうか?
家族と過ごす時間や好きな趣味をする。また、友達とのおしゃべりなども心のよりどころになりますね。
わたしのこころのよりどころの一つが「神社」です。
よく行く近所の神社には、拝殿の裏に大きな「ひのき」があります。神社のご神木として祀られている「ひのき」に触れパワーをいただく方がたくさんいらっしゃいます。
そこは、たくさんの木が茂っていて、お天気のいい早朝に行くと、木々の間から差し込む太陽の光がキラキラ輝いて見えるのです。特に新緑の季節がオススメなんですけどね。
陽の光を浴びると、素敵な一日の始まりのような気持ちにさせてくれます。
さいごに
全国の神社をテレビなどで特集しているので、とても活気のある光景をみます。
たくさんの人が、神社に興味を持つことはとても素晴らしいことですし、「身近に感じられる」のはとても良いことだと思います。
わたしも、新たな発見を期待し心のよりどころの一つとして神社におまいりしたいと思います。