「ダブルミーニング」忌野清志郎の言葉。
(忌野清志郎の言葉6)
「ダブルミーニング」、忌野清志郎が歌づくりにおいて、
多用しているレトリックだ。たとえば、「あき」という言葉を
「秋」「空き」という二つの意味を持たせて、ストーリーを展開していく
というテクニック。これに「飽き」という意味を持たせると
トリプルミーニングとなる。
清志郎の歌で、ダブルミーニングを用いた代表的な歌は
「雨あがりの夜空」だろう。おそらく、最も多くの人に歌詞を論じられ
解釈されている歌だと思うが、結論はひとつ。
愛する車と愛する人とのダブルミーニングだ。
YouTube忌野清志郎オフィシャルチャンネル雨あがりの夜空に
ビンビンだぜ
機嫌直して
お前に乗れない
発車できない
感度最高
とてもわかりやすいダブルミーニング、
性的行為を連想させる。
清志郎の代表曲でもあることから、
数多くの人がこの歌を耳にしていると思われ、
品がないという批判も多いと聞く。
しかし、この歌には
とてもロマンチックな表現が
加味されている。
雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド
ジンライムのようなお月様
どしゃ降りの後の爽やかな夜空、
まさに、ドライブするのにも、
愛しあうのにもぴったりな情景。
下品だね、と批判してる人たちに、
どうしたんだ、機嫌直してくれよ、
こんなにロマンチックな歌じゃないか
と、笑ってる清志郎の姿が目に浮かぶ(笑)。
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