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「母親になって後悔してる」オルナ・ドーナト著を読んで
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衝撃の一冊。岸田首相、官僚方々に進呈したい一冊。
世界のタブーに切り込んだ、勇気あるオルナ・ドーナトさん。イスラエル人。
問題点を明確に、鋭く、公平に、冷静に分析するクレーバーな女性だ。
「理想の母親」幻想もあるし、「母親」は素晴らしい!子育ては楽しい!女なら子を持つ事が最上の幸せ!
…いやいや、もう騙されないぞ。
もう現実から目を逸らされないところまでリアルに来ているぞ。
声を上げはじめた世界の叫びに、もう目を逸らすことはできない。母親の子育ての苦労の記憶を「忘れる」に逃げていた理想は誰のためなのか?
現実に、まだまだ現役子育て中の方、孫を持ってる母だって、もう「忘れる」という都合のよい、まやかしにはNOと言える時代にやっとなった。
救われた一冊。
イスラエルの女性のきっぱりとしたもの言いに清々しさを感じた。世界中で翻訳され、刊行されてる事に賛辞を送りたい。これは全人類が考えたい、議論するに値する題材だと、心を動かされるから、ここまで刊行の輪が広がっているのだ。
問題はとても複雑だ。私も1人の母としてとても共感した。と同時にこんなに私の気持ちを代弁してくれた本に出会えるなんて。すごく不思議で、素晴らしい世界にいる。
これを声に出していいんだって、びっくりした。
きっかけは某大手本屋の棚で見つけた時、思わず写メにとり、絶対読もうと誓った。又、NHKの本の紹介にもあがっていた。
「母親」という、理想のイメージ、概念をぶっ壊すムーブメントにおおいに賛同したい。出会えてよかった人生の一冊。