club building & activating (3) とにかく例会が全て
クリスマスイブの夜に、なんか聞いたことある話だよ・・・と思った方、正解です(笑; これ & これ)。これまでの記事でも触れてきたのだが、PR が効果的に私まで届く様になったからなのか、この冬は、著名な Toastmaster の方をお呼びしての workshop and/or special event の案内が多い気がする。誤解のないように予め言っておくが、workshop や special event の開催が悪いとは言ってない。しかしながら、立ち上げ中の club であったり、member が少なくて活性化 + new member 獲得を強化しようとしている club が頻繁に workshop を行うのは「私は」お勧めしないかな・・・と言う話である。
ところで、いくつも club を立ち上げた実績のある諸先輩方には遠く及ばないが、実は私も Toastmasters club を1つ立ち上げた経験がある(今更かよ)。Club を立ち上げようとデモ例会を行っていた時、私が考えていたことが表題の「とにかく例会が全て」だった。つまり「Workshop や Special event はやらない」。本当に一度もやらなかった。この考え方は今でも変わらない。もちろん、そんな club も無事立ち上がった後は、special event や workshop も行われているし(笑)、それはそれで良いと思う。何も問題はない。しかし・・・立ち上げ中の club や、新規会員獲得したいと思っている club を運営をしているなら、とにかく例会に集中するべきだと思う。ここで「例会」と言うのは、皆さんの club が通常行っている形の例会、一般的には、(1) Prepared speech, (2) Table Topics, (3) Evaluation の3つのセッションで構成されるものを指す。つまり「special ではないいつもの例会」と言う意味だ。
話を「Workshop をやらない」に戻そう。確かに、Speech contest の Champion や Seminar 実績のある方などを招いた workshop などは内容も話し方も素晴らしいし、それを謳い文句にすれば、通常以上の guest が見込めるに違いない。正直、私でも聞きに行きたくなる(笑)。Non-toastmaster guest の方も、きっと workshop に満足し「Toastmasters って凄いかも」「勉強になった」と好印象を持ってくれる可能性は高いだろう。そして、「また、こんな風に教えてもらいたいな」「また参加したいな」と思って貰えたら、workshop を開催した側だって嬉しいに違いない。
しかし・・・しかし、である。workshop を続けていかない限り、残念ながら、次の例会にはその偉大な Champion はいない。感銘を受けた Workshop もない。また何かを教えて貰えると思ってきたゲストはどう思うだろうか?
もちろん、Toastmasters club で学んだ先にある「高み」を見せることも大事である。しかしそれでもなお、club に member として参加すると言うのは毎回の例会に参加することであり、その毎回の通常例会で「何を目指して」「何を行い」「何を学べるか」を知ってもらうことの方が、結局は大事であると言わざるを得ない。皆さんの club でも workshop に参加したい member ではなくて、通常例会で一緒に学べる member が欲しい・・・のではないのだろうか?
くどいと思われるが(笑)もう一度。会員獲得には「例会が全て」の意識を持つことだ。普段の例会で何を行い、何をどんな意識で学んでいるのか?それをゲストの方と共有することこそが、新規会員の獲得を含む、クラブの立ち上げクラブの活性化に必要不可欠なのだと思う。
Think about it.