club building & activating (1) そもそも論となぜなぜなぜ
先日、「例会活性化の方法」を出し合い・話し合い・共有する…と言う session に参加した。そこでは「例会の準備を楽にする工夫」「例会に参加して良かったと思える工夫」「ゲストに入りたいと思って貰えるアイデア」などの項目に対して、色々な角度から色々な意見が出た、出た、出た・・・とは思う。そして、その session に多くの人が集ったのは、多くの人が「どうやったら良い例会に出来るか?」「どうやったらゲストに入りたいと思って貰えるか?」と言う課題を抱えているからに他ならないだろう。
・・・などと思いつつ、色々な意見を聞いてはいたのだが、みんなの中に(課題を抱えている人達は特に)そもそも「良い例会とは何?」とか「入って欲しいゲストって誰?」ってあるのかなぁ?ない状況で「どうやって」と言う方法論を仕入れて(深く考えずに)やってみても・・・はてさてどうなんだ?と言う疑問が頭を占めていたのは・・・半分ぐらい本当の話だ(笑)。つまり、私が言いたいのは、このそもそも論…「そもそも良い例会って何?」「そもそも入って欲しいゲストって誰?」こそが、既存のクラブを活性化させようとするにも、そしてトーストマスターズクラブを新たに立ち上げようとするにも、重要なのではないだろうか?と言う事。
では、そのそもそも論をどう考えれば良いか? 一言で言うならば、「自分が入りたいと思えるクラブ」を描くことだ。それも、できるだけ具体的に。それには当然「どんな例会が理想で、どんな人に集まって欲しいか」も含まれる。大事なことなので二度言うが(笑)、この「自分が入りたいと思えるクラブ」を具体的に描くことこそが、クラブの活性化にも立ち上げにも、まず必要なことだと思う。※ そもそも自分が入りたいと思えないような club の運営に尽力するのは、個人的にはおススメしない。
そして、具体的に描くということは、例会の細部1つ1つに、club 運営の細部1つ1つに「なぜ」を突き付けていくことに他ならない。例えば、新しくクラブを立ち上げようとするのであれば、 デモ例会を行う前に、
「(例会を)なぜその場所で行うのか?」
「(例会を)なぜその曜日に行うのか?」
「(例会を)なぜその時間に始めるのか?」
「(例会を)なぜその言語で行うのか?」
これらについて1つ1つ明確な説明を付けながら決める。これが、自然と「どんな人に集まって欲しいのか?」に答えることになる。以前の記事に書いた 「Topics session の位置をなぜその位置にするのか?」も同じだ。皆がやっているから、昔からやっているから、とりあえずこれでいいや…ではなく、「なぜ」を見つけ1つ1つ答えながら例会を・クラブの運営を見直し、あるいは(新しくクラブを立ち上げるのであれば)デザインする。
描ければ「どうやって」と言う方法論は後からついてくる。
皆さんは、「自分が入りたいと思えるクラブ」を具体的に描けていますか?
どんな例会が理想か、どんな人に集まって欲しいか、語れますか?
Think about it.
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