3 自由に生きる―タイ仏教僧として―
これは、部屋の中で勉強している様子ですね。最近になってやっと通信環境も整ってきて、携帯の電波をテザリングして、ネットにつなぐことが可能です。
こちらは、村人に瞑想を教えているシーンです。蓮池の上に小屋が建っていて、そこで心地よい風に吹かれながら 瞑想しています。
これは、村人のお家に行って、悩みごとの相談に乗っているシーンですね。悩み相談もお坊さんの大事なお役目の ひとつです。
これは、ヘビ。お寺の森の中には、コブラなどの毒蛇やサソリもいますので、誤って踏んで噛まれたりしないように注意深く歩かなければなりません。
これは、水浴びしているシーンですね。今でこそ、水浴びのための施設ができていますが、昔は、お寺の池で、こんな感じで行水していました。
そしてこれは、夜の僧坊のなかの様子ですね。昔は、電気が通っていなかったので、ろうそくを灯して、こんな感じで本を読んでいました。
こちらは、お葬式のシーンですね。火葬場に行く前に、お坊さんがお経を唱え、それを村の人が合掌して聞いているところです。後ろの方にあるのが、ご遺体です。お坊さんたちはこのように村人に向かってお経を唱えるのがタイのスタイルです。 これは、葬送の行列です。こんな感じで、お家から火葬場までご遺体を運んでいきます。 そしてこれは、火葬前のお清めのシーンですね。棺桶の中に入っているご遺体に、ココナッツの汁を振りかけます。 これでご遺体を浄化し、最後のお別れをいたします。
それから、こんな感じのキャンプファイヤーの木を組んだようなところにご遺体の入った棺桶を載せて火葬します。 この周りを村人たちが囲み、ご遺体が火葬されていく様子を見送ります。ちなみにこのそばには小学校もありまして、 火葬の時間は、授業はちょっとお休み。それで小学生たちも火葬場に集まってきて、お世話になったおじいちゃん、 おばあちゃんが火葬されていく様子を見守りながら、無常性を学んでいくわけです。
そしてこちらは、私の師匠のルアンポー・カムキアン師のお葬式シーンです。カムキアン師は瞑想のマスターとし ても広く知られ、タイで大変厚く敬われていました。数年前に亡くなられましたが、お葬式にはタイ各地から一万人ぐらいの信者さんが集いました。これは、そのルアンポー・カムキアン師のご遺体を運んで、火葬場に向かっている シーンです。
そして、こちらは火葬されているところですね。師の亡骸がだんだんと燃えゆくシーンを、お坊さんたちも無常性を感じながら見送っています。
スライド上映は以上です。