就活終わりかけ
3月に情報解禁になった就活も、5月も半ばになってだいぶ佳境に差し掛かってきている。だけれども、就活という概念が未だ私にはわからない。企業訪問したら就活?そもそも将来について考えることが就活?
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まだ活動をしていない大学3年生までの人は特に、「就職活動」と聞くと嫌なイメージを持つ人が多いのではないだろうか。私にも去年だかに大学の就活講習みたいなもので先輩の話を聞く機会があったが、その先輩が「就活、私はめちゃくちゃ楽しかった」と話し気持ちが冷めた覚えがある。いろんな人と面接して、時には否定されて、楽しいわけねえじゃん。それがもともとあった就活に対しての考えだった。
だけれども確かに、先輩の言うことは一理あるな、と今では思える。
一つ目は、大学で過ごす何倍もの人と出会う機会が広がる、ということだ。これはたぶんいろいろな人と知り合うことや話すことが苦手、苦痛に思う人には共感してもらえないことだろうが、私にとってはとてもいい経験になったなあと思う。違う大学だけれども同じ職種を目指していたり、見ている方向が同じ人と話をするのはとても楽しかった。一度3月に説明会に行ったとき、隣の女の子とたまたま帰り道が同じになって、午後のお互いバラバラの選考までお昼を一緒に食べてお茶したこともある。その女の子とは、また就活が終わったら遊ぼうね、と約束をしている。
たぶんこれがバイトの登録会場で隣に座っただけだとしたら、お昼を一緒にとは私は誘えなかったと思う。就活をしていて多くの人と話をするなかで、初対面でもうまく話しかけやすくなった部分があるなあと自分でも感慨深い。
また二つ目に、世の中には自分のことを親身になって考えてくれるいい大人も存在するのだと知れたことだ。威圧的な話し方をする面接官もいるにはいたが、多くの人たちが私と「対話」をしてくれる人たちだった。そのなかでも某企業の方は私の進路を一緒になって考えてくださり、自分の会社以外の選択肢をいろいろと示して教えてくれた(去年11月くらいの話)。その方は出向でその企業の人事をしていて、今期からは元の会社に戻ってしまったが、就活が完全に終わったら、絶対に連絡をしようと思っている。だからその会社の志望度は一番高いし、そのような大人に私もなれたらと初めて社会人としてあこがれる対象ができた。
twitterなどで見ていると、未だ行きたい会社には内定をもらえずどうしよう、という人たちも多くいて、上記のように考えられるのは私が一応内定を持っているから、というところもあるのかもしれないが、今年6月からインターンに行く後輩に対しては、あんまり怖がらなくてもいいんだよ、と先輩風を吹かせたいと思って書いた。
バイトの相方の休憩がもうすぐ終わって戻ってきてしまうので、私の就活が完全に終わったら、もう少しかけなかった分の補足をしたいなと思う。