ガン細胞が喜ぶ(増殖する)食べ物7選
日本人の2人に1人が罹患し、3人に1人の死因になっているのがガンです。
そのため、ガン予防効果が期待できる食べ物を摂っている人は多いようです。
ただ、そういった食べ物、食材を摂っていても・・・
一方でガン細胞が喜ぶ、ガン細胞を増殖させる食べ物を食べていたのでは、水の泡、元の木阿弥です。
むしろ、
「悪貨は良貨を駆逐する」で、体に悪いものを食べていると、体によいものの効果まで帳消しにしてしまう傾向があります。
何はともあれ、ガン細胞が喜ぶような食べ物を抑制することが重要です。
この記事では、ガン細胞を増殖させると思われる食べ物、食べ物群を7つ選んで解説します。
(記事の文末に動画を貼付しています)
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ①アスパルテーム
一つ目はタイムリーな話題のものから。
アスパルテームという人工甘味料を含む食べ物、飲み物。
2023年7月14日、世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は、アスパルテームの健康への影響について、
「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」
と分類しました。
そういった疑いはずっと以前からありましたが、今回WHOの一機関が初めて認めた形となりました。
アスパルテームが含まれる食べ物(飲み物)で圧倒的に多いのは、
炭酸ドリンクを含む清涼飲料水
粉末飲料
乳酸菌飲料
スポーツドリンク
ノンアルコール飲料
など、飲み物です。
中でも注意すべきは、
「無糖」「糖質ゼロ」「〇〇フリー」
など謳っている商品です。
飲料以外にも、
ヨーグルト、氷菓子、ガム、
チョコレート、ゼリー、グミ、
キャンディー、スナック菓子、
レトルト食品、
プロテインを中心としたサプリ、
一部の医薬品
など、さまざまな食品にアスパルテームが含まれています。
今回WHOが言及したのはアスパルテームですが、人工甘味料の仲間である
アセスルファムK、スクラロース
の2つも有害性が疑われています。
出来るかぎり避けることを薦めます。
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ②加工肉
ハム、ソーセージ、ベーコン、サラミ、コンビーフ、ポーク缶詰などの加工肉。
9割以上の加工肉商品には、発色剤として亜硝酸塩が使用されています。
亜硝酸塩が消化管内で2級アミンというアンモニアの化合物と反応すると、ニトロソ化合物(ニトロソアミン)という発がん物質が生成されることが分かっています。
亜硝酸塩に関しても、2015年10月26日、同じくWHO傘下のIARCが加工肉等の発がん性についての発表をしています。
亜硝酸塩は、加工肉以外にもイクラ、明太子など魚卵にも含まれるので注意が必要です。
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ③砂糖(の摂りすぎ)
砂糖については、ザッと挙げてもこれだけのデメリットがあります。
血糖値を上げやすい
糖尿病のリスク上昇
動脈硬化の引き金
脳梗塞や心筋梗塞のリスク上昇
腸内環境を崩す
腸の炎症を引き起こす
老化の進行を早める
砂糖依存症による低血糖
ガンのリスク上昇
砂糖がガンのリスクを上げるのは、ガン細胞の主たるエサはブドウ糖だからです。
ということは、砂糖に限らず糖質が多い食品全般になります。
糖質が多い食品の代表格として、(アスパルテームでも登場した)清涼飲料水やアイスクリーム、つまり冷たく甘い食品です。
冷たい食品で甘みを感じるためには、常温よりもはるかに大量の砂糖が必要だからです。
たとえば、冷たい炭酸飲料500mlのペットボトルを1本飲むと、
1本5gのスティックシュガー13〜15本分、
65〜75gもの砂糖を体に入れることになります。
大の甘いもの好きは、間違いなくガンのリスクが上がります。
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ④リノール酸
サラダ油、菜種油、大豆油、ひまわり油などが、リノール酸を多く含む食用油です。
リノール酸は適度は必要な油ですが、過剰摂取すると、
アレルギーや炎症
血栓の生成を促進
免疫力の低下
うつ症状の促進
生理の不調
ガン細胞の増殖
など、体に対して数々の悪影響を及ぼします。
日本人のほとんどはリノール酸の過剰摂取です。
家庭で使用する調理油、肉類や玉子など自然の食品に含まれるリノール酸。
それに加えて、あらゆる加工食品、外食やテイクアウトの食品に「これでもか」というくらい、リノール酸が含まれているからです。
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ⑤外食、テイクアウトの揚げ物
リノール酸をたっぷり使っていることに加えて、
油が酸化している可能性が大
体を糖化させる最終糖化産物(AGEs)が大量に生成される
食材の正体(産地など)がわからない
食材の鮮度がわからない
等、体に悪い要素が詰まっています。
その揚げ物の中でも決定的に体を蝕むのが・・・
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ⑥ポテトチップ&フライドポテト
この2つの食品で注意すべきは、アクリルアミドとヒドロキシノネナールです。
アクリルアミドは、ジャガイモなどのデンプンを高温加熱した時に発生する有害物質です。
細胞のDNAを傷つけることから発がん性が疑われています。
農林水産省のHPでもそういった記述があります。
2016年4月、食品安全委員会は
「日本人が食品からアクリルアミドを摂取した場合、発がん性以外のリスクは低い」と発表しています。
ヒドロキシノネナールは、リノール酸が加熱して酸化した過酸化脂質が、さらに分解して危険性が大きくなったものです。
ヒドロキシノネナールは、タンパク質、ミトコンドリア、そしてDNAを傷つけることから、やはり発がん性のリスクが否定できません。
ガン細胞が喜ぶ食べ物 ⑦アルコール(の飲み過ぎ)
「酒は百薬の長」とも言いますが、近年の研究では、少量の酒であってもやはり体によくないことが分かっています。
ガンとの関連で言うと、アルコールの摂取がリスクを上げる5つのガンが、数多くの研究で明らかになっています。
その5つとは、
肝臓ガン
頭頸部ガン(口腔ガン、咽頭ガンを含む)
食道ガン
大腸ガン
乳ガン(閉経後)
最後の乳ガンはその機序がわかりにくいですが、恐らくアルコールの中の有害物質がホルモンバランスを崩してしまうのではないかと考えられます。
とはいえ、適度なアルコールがよいコミュニケーションを生んだり、人との距離を縮めたり、時によいアイデアが出たりすることは私もよく知っています。
健康になるだけが人生の目的ではないので、一滴も飲むなとは言いません。
上手に飲んで、飲み過ぎには注意しましょう。
まとめ
ガン細胞を増殖させると思われる7つの食べ物は、
①人工甘味料アスパルテームが含まれる食べ物、飲み物
②ハム、ソーセージ、ベーコン、サラミなどの加工肉
③清涼飲料水など砂糖たっぷりの冷たい食べ物、飲み物
④サラダ油、菜種油などリノール酸の油の摂り過ぎ
⑤外食やテイクアウトの揚げ物
⑥(揚げ物の中でも)フライドポテトとポテトチップ
⑦アルコール(の飲み過ぎ)
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