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コエンザイムQ10驚異の予防効果とお薦めサプリ【後編】

エネルギー代謝を担うミトコンドリア。
そのミトコンドリアを動かすのがコエンザイムQ10です。

サプリを中心としたコエンザイムQ10【後編】の記事です。
【前編】をお読みでない方は、ぜひそちらからご覧ください。

④コエンザイムQ10を含む食べ物

コエンザイムQ10は体内でも合成できる栄養素ですが、その合成量は20歳を過ぎると次第に下降線を辿っていきます。

その減少率はコエンザイムQ10が含まれる臓器によって違いますが、心臓を例にすると、
20歳が100%として、40歳で68、2% 、60歳になると約半分になります。

次に、コエンザイムQ10が含まれる食べ物です。 
イワシ、サバ、シャケ、マス、うなぎ、
牛肉、豚肉、卵、ほうれん草、
ブロッコリー、大豆、ナッツ類
などに含まれます。

ただ、イワシ100mg中
コエンザイムQ10が約6mg、
同じく鯖が5mg、
牛肉と豚肉が3mgという量を考えると、
食品から摂れるコエンザイムQ10は、
頑張っても1日10〜20mgです。

この量でも最低限の予防には効果的かもしれません。
が、もっと積極的な予防をして、さらに日常生活で高いパフォーマンスを維持するためには、もう一段摂取量を増やすことが必要です。

コエンザイムQ10の必要量、目安量は、ビタミンやミネラルのように明確な基準はありませんが、1日30mgは摂取するのが望ましいと考えます。

コエンザイムQ10は元々、うっ血性心不全の治療薬として使われていましたが、その場合の標準的な投与量は1日30mgであったことが、その根拠です。

ただ、心臓だけではなく、
肝臓や腎臓などの臓器や筋肉のパフォーマンスも上げたい、ミトコンドリアの活性酸素をしっかり除去したい
ということであれば、30mgにプラスαした方がよいかもしれません。

そうなってくると、食べ物だけでは足りず、サプリで補給することが現実的な選択肢です。

⑤コエンザイムQ10サプリを選ぶポイント

コエンザイムQ10サプリを選ぶポイントは、ただ一つです。

コエンザイムQ10サプリには2種類あります。
酸化型(ユビキノン)と
還元型(ユビキノール)。

酸化型は価格は手頃ですが、そのままでは生体で利用できず、体内の酵素で還元型に変換されてはじめて利用できます。

栄養素だけではなく、酵素も年齢を重ねるにつれて製造能力は確実に下がっていきます。

コエンザイムQ10サプリは、酵素生産力の高い若い人であれば酸化型で構わないと思います。
しかし中高年の場合は、酸化型を飲んでも体内でどの程度利用されるのか分かりません。

その点、還元型を飲めばもう変換の必要もなく、そのまま利用できます。
価格は若干上がりますけど、中高年の場合は還元型を推奨します。

還元型なのか酸化型なのかの見分け方です。

輸入品の還元型は【ユビキノール】と表記されています。
輸入品の場合、酸化型であっても【ユビキノン】と明記されています。

国内メーカーの商品には日本語で【還元型】と表記されています。
ただし、国内メーカーの場合【酸化型】と親切に書いてはありません。

では、コエンザイムQ10サプリお薦め商品を、還元型に絞って4つ紹介します。

国内メーカーの商品からです。
還元型コエンザイムQ10は、必ずしも輸入品の方が格安でもなく、飲み方によっては国内商品の方が割安なるケースもあります。

まずDHCの還元型コエンザイムQ10。

1日の目安量110mg(2カプセル)です。

次にFANCLの還元型コエンザイムQ10。

1日の目安量100mg(3カプセル)です。
続いて輸入品です。
還元型ユビキノールも商品が多く、しかもユビキノールは価格が結構高いので、なかなか選択が難しいです。
そんな中、4つのメーカーの商品をピックアップしました。
Life Extension
DoctorsBest
Bluebonnet
SWANSON

4つのメーカーをチョイスした理由は、
1粒50mgの商品を用意していること。
上の4商品はすべて50mgです。

海外商品で圧倒的に多いのは100mg。
その次が200mg。200mgはさておき、
果たして生体利用率が高い
還元型コエンザイムQ10を100mg飲む
必要があるのかどうかという疑問がなくもありません。

心臓疾患がある人、肝機能、腎機能に問題がある人、あるいは疲労感の強い人、元気が出ないという人は、100mg飲んだ方がいいかもしれません。

一方、普通に健康な人、心臓疾患の予防や日常のパフォーマンスを上げるためにコエンザイムQ10を飲もうと考える人。
そして、そこまで予算に余裕がない人が
還元型を100mgを飲む必要があるのでしょうか。

先程の、うっ血性心不全の治療薬としてのコエンザイムQ10の標準的な投与量は1日30mgで、しかも酸化型です。
そこから考えると、健康維持のためには還元型を50mg飲めば十分ではないかという気が、私はします。

予防に関心が高い多く人に
還元型コエンザイムQ10サプリを飲んでいただきたいという理由から、輸入サプリからは4つの商品をチョイスしました。

DHCの商品は2カプセルで110mgなので、
1カプセル55mg。
FANCLの商品は3カプセルで100mg、
1カプセル当たり33mgです。

「飲み方によっては国内メーカーの方が割安なるケースもある」と先ほど記したのは、必ずしも1日100mgの摂取を前提としないことが理由です。

⑥コエンザイムQ10サプリの効率的な摂取方法

1つ目は、適度な油分と一緒に摂ることです。
コエンザイムQ10は脂溶性の性質を持つからです。
油と一緒に摂ることで吸収率が上がります。 

2つ目は、ビタミンEも一緒に摂取することです。
正確には、ビタミンEが不足してはいけません。

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアが活性酸素に攻撃されるのを防御する抗酸化作用があります。

一方でビタミンEの抗酸化作用が働く場所は、細胞を覆う細胞膜です。
この場面でビタミンEが不足していると、ミトコンドリアに専念したいコエンザイムQ10が応援に掛けつけます。

基本的に細胞膜の抗酸化作用はビタミンEの仕事です。
コエンザイムQ10が応援に駆けつけると、結果的にミトコンドリアで働くコエンザイムQ10が手薄になってしまいます。

その理由から、ビタミンEも合わせて飲む必要があります。
そのビタミンEもまた、油に馴染む脂溶性です。
適度な油分と一緒に摂ってください。

【後編・まとめ】

④コエンザイムQ10を含む食べ物   

コエンザイムQ10を含む食べ物は、
イワシ、サバ、シャケ、マス、うなぎ、
牛肉、豚肉、卵、ほうれん草、
ブロッコリー、大豆、ナッツ類です。

食品から摂れるコエンザイムQ10は、
頑張っても1日10〜20mgです。

⑤コエンザイムQ10サプリを選ぶポイント

コエンザイムQ10サプリには
酸化型(ユビキノン)と
還元型(ユビキノール)があります。

酸化型は還元型に変換するのに体内酵素が必要なので、中高年の場合は還元型を推奨します。

⑥コエンザイムQ10サプリの効率的な摂取方法  

一つ目は、適度な油分と一緒に摂ることです。
コエンザイムQ10は脂溶性なので、油との同時摂取により吸収率が上がります。

2つ目はビタミンEも一緒に摂取すること。 
細胞膜の活性酸素除去に働くビタミンEが不足すると、ミトコンドリアの抗酸化作用に専念したいコエンザイムQ10が応援に掛けつけるからです。

この動画の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。


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