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吸収率と体内効率にすぐれたサプリメント
近年のサプリは、ただ含有量が多いという理由だけでは選ばれません。
各メーカーが最新の技術を導入して、日進月歩で進化しています。
今回はその中から、吸収率または体内効率を引き上げる7つの独自技術を導入したサプリを紹介します。
(記事の文末に動画を貼っています)
ビタミンB群「活性型」
8種類あるビタミンB群の内4種類には活性型が存在します。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122333283-Pgz39eSp5o.jpg?width=1200)
その4種類とは、
ビタミンB2(リボフラビン5リン酸)
ビタミンB6(ピリドキサル5リン酸)
ビタミンB12(メチルコバラミン)
葉酸(5メチルテトラヒドロ葉酸)
※括弧内は活性型の名称
通常は、吸収されたあと、体内の酵素で活性型に変換する必要があります。
活性型であれば、変換の必要もなく、栄養素が無駄なく利用されます。
ビタミンB群サプリを購入する際は、この4種類が活性型であるものがお薦めです。
(輸入品に限られます)。
マルチビタミンに含まれるビタミンB群にも、活性型が採用されている商品があります。
私が飲んでいるLife Extension [Two Per Day]というマルチビタミンは、先ほどの4種類が活性型で含まれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122333120-WOIpPq60Fi.jpg)
この商品以外にも、4種類が活性型のもの、2種類だけ活性型のものがあります。
通販サイトiheab で探してください。
コエンザイムQ10「還元型」
コエンザイムQ10には、酸化型と還元型の2種類があります。
多くは酸化型です。
ビタミンB群の活性型と同じく、酸化型は、特定の酵素でそれを還元型に変化させないと体内で利用できません。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122333028-fsi1TsqJ1B.jpg?width=1200)
体で作られる酵素は、年齢を重ねるにつれて、その製造能力が低下します。
そのため、中高年の場合は、確実に効果が期待できる還元型がお薦めです。
ただし、還元型コエンザイムQ10は、技術の高さと開発コストが理由なのか、価格がやや高いことが難点と言えば難点です。
また、販売しているメーカーも限られます。
国内では、たぶんFANCL、DHCのみ。
海外でもLife Extension、Jarrow Formulasなどに限られます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122333197-iz48wCsV5u.jpg?width=1200)
私は、FANCLの「還元型」コエンザイムQ10を飲んでいます。
脂溶性栄養素「乳化製法」
最新技術3つ目は、FANCLの独自技術「乳化製法」です。
油に馴染む脂溶性栄養素を、乳化(油と水を溶け合わせること)した状態で飲むことで吸収率がアップするというすぐれた技術です。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122333563-NkFLiMWtGC.jpg?width=1200)
FANCLでは、
「コエンザイムQ10」
「アスタキサンチン」
「ビタミンD」
「DHA」
「えんきん」(ルテイン+アスタキ+ゼアキサンチン)
の商品に採用されています。
コラーゲン「トリペプチド」
4つ目もFANCLが強い「トリペプチド」です。
トリペプチドとは、タンパク質の最小単位であるアミノ酸が「3つ」結合した状態のものを指します。
アミノ酸が数百から数千結合したタンパク質は、胃と十二指腸、空腸で分解されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122333073-NtmhcTInux.jpg?width=1200)
最終的に、
一つ一つのアミノ酸まで分解されたもの、
アミノ酸が2つ結合した[ジペプチド]と呼ばれる状態まで分解されたもの、
そして、[トリペプチド]まで分解されたもの
この3種類のみが、小腸から吸収されて体内で利用されます。
その人の消化力や食べたもの、食べた量、食べる時間帯など、さまざまな条件によって、吸収率は変わってきます。
ただ、中高年に限って言えば、口からタンパク質を入れても、吸収率50%以下はザラだと言うことを覚えておいてください。
そのため、タンパク質の一種であるコラーゲンのサプリメントも、少しでも吸収をよくするために、ある程度分解されている「低分子コラーゲン」の商品が多く販売されています
![](https://assets.st-note.com/img/1679122468893-o1Conf2nZP.jpg?width=1200)
もっとも吸収率がよいのが、トリペプチドです。
一見すると、一つ一つのアミノ酸の方が吸収がよさそうですが、そうではなくてトリペプチドです。
トリペプチド化されたサプリが、FANCLディープチャージコラーゲンシリーズです。
ミネラル「キレート」
「キレート」は、【鉄サプリメントの選び方と注意点】で解説しました。
キレートとは、「挟み込む」といった意味です。
キレートは、ミネラルサプリに用いられます。
ミネラルは、そのままでは吸収率が悪い栄養素です。
そこで、アミノ酸やクエン酸、フマル酸などでミネラルを挟み込む、包み込んで吸収を高めるのが狙いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122469210-sOw12USxrc.jpg?width=1200)
中でもアミノ酸の一つ、グリシンでキレートしたビスグリシン酸サプリが吸収率にすぐれるようです。
キレート化したサプリには、キレート鉄以外にもキレート亜鉛やキレートマグネシウムがあります。
ビタミンC「バイオフラボノイド」
バイオフラボノイドとは、柑橘系の果物に含まれる天然の化合物で、ビタミンCの吸収率を上げることが分かっています。
下の記事で、バイオフラボノイドを配合のビタミンCサプリ7つを紹介しています。
水溶性ビタミン「タイムリリース」
水溶性ビタミンのビタミンB群とビタミンCは、体内に貯められる量が限られます。
一度に大量摂取しても、尿とともに一定量が流れてしまいます。
その損失を最小限にするために、あえて時間をかけてゆっくり吸収させるのが、タイムリリース(持続吸収型)です。
国内ではDHCのビタミンB群とビタミンC、FANCLのビタミンB群、海外メーカーも各社で採用されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1679122469049-RmBGyH4lGi.jpg?width=1200)
吸収率と体内効率にすぐれたサプリ、7つのすぐれた技術を解説しました。
含有量だけではなく、こういった点も商品を購入する際にチェックしてみてください。
まとめ
吸収率または体内効率を引き上げる7つの独自技術。
①ビタミンB群の内、B2、B6、B12、葉酸の体内効率を上げる活性型
②コエンザイムQ10 の体内効率を上げる還元型
③脂溶性栄養素の吸収率を高める乳化製法
④コラーゲンの吸収を高めるトリペプチド
⑤ミネラルの吸収を助けるキレート
⑥ビタミンCの吸収をアップするバイオフラボノイド
⑦水溶性ビタミン(ビタミンB 群とビタミンC)をゆっくり
吸収させるタイムリリース(持続吸収型)。
この記事の内容については動画もアップしています。
合わせてご覧ください。