じつは体に悪い食べ物10選
巷には「健康によい」と大々的に宣伝して販売されている食品が無数にあり、多くの消費者はそれを信じて購入します。
しかし、食品をよくよく吟味すると、健康によいどころか、むしろ体に悪いのではないかと思われる商品も結構あります。
この記事では、じつは健康に悪いと思われる10の食品とその理由を解説します。
(記事の文末に動画を貼付しています)
①グラノーラ
グラノーラは美味しく、また手軽にバランスよく栄養素が摂れるため、朝食には打ってつけです。
ドライフルーツにはビタミンやミネラル、ナッツにはαリノレン酸など良質な脂肪酸、オーツ麦には豊富な食物繊維が含まれます。
その食物繊維の働きで、そこそこの糖質があるものの血糖値の上昇は緩やかです。
いいことづくめのようです。
が、多くのグラノーラ商品には、多量の砂糖、悪しき油が含まれます。
またオーツ麦は全粒穀物です。
玄米と同じく全粒穀物は、外側の皮の部分に食物繊維など栄養が豊富ですが、一方で皮には農薬や重金属が蓄積しやすい傾向があります。
これらのことから、グラノーラを食べるのであれば、砂糖なし、植物油なし、そしてオーガニック商品を選んで下さい。
地域のスーパーではなかなか見つからないと思いますが、通販サイトで探せば良心的な商品が見つかるはずです。
②チューブ入り生姜/ニンニク
生姜もニンニクも、本来は凄まじく健康効果の高い食品です。
生姜は、おもにジンゲロールという成分による抗炎症作用、抗菌作用、血行促進作用があります。
ニンニクはアリシン等の働きで、滋養強壮、免疫力強化などの健康効果が期待できます。
結果として、生姜もニンニクも、ガン予防になくてはならない食べ物に数えられます。
それが便利なチューブ入りになると、気になる添加物がいくつか出てきます。
・香辛料抽出物
文字通り、香辛料の有効成分を抽出したものですが、その抽出の際に化学溶剤を使用します。
それがどのくらい残留しているのかいないのか、確認のしようがありません。
・増粘剤(加工デンプン)
とうもろこしやジャガイモのデンプンに化学薬品を加えて、結着性や粘性など機能性を強化したものです。
ここでも心配なのは化学薬品の残留、その安全性です。
それ以外にも「ソルビトール」「香料」、
添加物ではありませんが「植物油脂」の表示には要注意です。
③ドレッシング
ドレッシングも厳しい商品のチョイスが必要です。
・ベースとなる油
ドレッシングに使われる主な油は、菜種油と大豆油です。
菜種油も大豆油もリノール酸に分類される脂肪酸です。
リノール酸は摂り過ぎると、炎症、アレルギー、動脈硬化等、あらゆる症状を引き起こします。
数は多くありませんが、オリーブオイルや亜麻仁油など、リノール酸以外のドレッシングがベターです。
・異性果糖
異性果糖は知らなくても「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」は見たことがあると思います。
異性果糖はデンプンに化学反応を加えた甘味料ですが、砂糖よりも急激に血糖値を上げる要注意成分です。
・「調味料アミノ酸等」
これもさまざまな加工食品で見かけます。
内容はグルタミン酸ナトリウムで、摂り過ぎると手足のしびれやめまい、のぼせなどの症状が起こることがあります。
それ以外にも、「増粘剤」「乳化剤」「香料」には健康を害するものも含まれます。
出来る限り異性果糖や添加物が少ない、天然の材料が多いドレッシングを選んでください。
④レモン
レモンにはクエン酸が豊富です。
クエン酸には、
疲労回復、肩コリ改善
血圧や血糖値の改善、抗菌作用
抗ウイルス作用、ガン予防
ミネラルの吸収率を高める
など数々の健康効果があります。
ただ、国内で流通するレモンの9割以上は輸入品です。
アメリカ、ブラジル、イスラエルなど遥か遠い国から船で運ばれてくるので、どうしても防カビ剤が使用されます。
防カビ剤は、発がん性、催奇形性、神経毒性が疑われるなど、非常に危険な農薬です。
レモンであれば、広島産が多い国産のレモン、または国産カボスや沖縄のシークワーサーを使うことをお薦めします。
⑤(クエン酸つながりで)果実酢
果実酢の中には、その酸っぱさを和らげるために有害性が疑われている人工甘味料が使われているものがあります。
・アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
・アセスルファムK
・スクラロース
中でもアスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)は、2023年7月、WHOの一機関であるIARCが発がん性を認めています。
それ以外にも、「香料」「カラメル色素」「酸化防止剤」の中には有害なものもありますので、それらの表示がある商品は避けた方が無難です。
⑥野菜ジュース
「1日分の野菜が摂れる」なんてパッケージを見ると、
「野菜も安くないし」「調理も面倒だし」とか考えて、ついつい手に取りたくなります。
しかし野菜ジュースには、野菜の栄養素はほとんど入っていません。
市販の野菜ジュースのほとんどは濃縮還元です。
その濃縮の工程で一定のビタミン、ミネラルが失われます。
食物繊維も、残っているとジュースとして飲みにくくなるので取り除きます。
それを冷凍して輸入し、国内で再び水を加えてジュースにします。
その時に濃縮で失われた風味をつけるために香料など添加物を、さらに飲みやすくするために糖分を加えることがほとんどです。
そして、仕上げは高温加熱殺菌。
ここで酵素が失われます。
食品衛生法では、65℃で10分程度の加熱殺菌をしなければ飲料として販売できません。
酵素は熱に弱く、48℃くらいから失活し始め、60℃前後でほぼ死滅します。
野菜ジュースには生きている酵素は存在しません。
ビタミン、ミネラルは少なく、食物繊維も酵素もない、栄養価が低い野菜ジュース。
それに留まらず、野菜ジュースを飲むと健康への悪影響が懸念されます。
食物繊維を抜いて糖分を加えるということは、急激な血糖値の上昇を招きます。実際に海外の疫学調査でも、野菜ジュースを飲んでいる人の糖尿病発症率は高い、というデータがあります。
⑦スポーツドリンク
激しい運動を継続して体内のブドウ糖が枯渇状態になった時に、「適量」を飲んでそれを解消する目的であれば、百歩譲ってOKかもしれません。
しかし、運動していない人がスポーツドリンクを飲むと、血糖値が急激に上昇して糖尿病のリスクが上がります。
スポーツドリンク500mlには、砂糖が約30gも入っています。
同じく気になるのが、ドレッシングで登場した異性果糖。
砂糖よりも急激に血糖値を上昇させます。
それ以外にも、香料や酸化防止剤の中に有害なものも存在します。
基本的には飲まないのがベストです。
運動した後も、で糖質補給をするのがベストです。
⑧牛乳
牛乳は半永久的に賛否両論が尽きない食品です。
考えられるデメリットは、
①飲めば飲むほど骨が弱くなる
②乳がん(前立腺がん)のリスクを上げる
③カゼインによる腸の炎症とアレルギー反応
この3つです。
②の発がん性に関しては、国も一部を認めています。
2008年、厚生労働省の研究班が
「日本人が牛乳、乳製品を多く摂取すると前立腺がんが増える」
という調査研究を、アメリカの疫学専門紙に発表しています。
また、牛乳や乳製品を長年摂る習慣がなかった中国では、乳がんはほぼ存在しなかった、という事実もあります。
大きな利害関係が絡む食品ですので、反論があるのは当然です。
それを前提に各々が判断する必要があります。
⑨豆乳
牛乳は体に悪そうだから豆乳を飲む、という人も多いです。
ただし豆乳も条件次第ではマイナスに働きます。
無調整豆乳は飲みにくいので調整豆乳を飲む、というのはNGです。
調整豆乳には味を整えるために、砂糖や香料、その他添加物が入っています。
私的には、お世辞にも美味しいとは思えない無調整豆乳を飲む意味があるのかな?と思います。
たしかに大豆の栄養素は摂れますが、豆乳の大豆は未発酵大豆です。
発酵大豆である味噌や納豆と比べると、その栄養価は明らかに劣ります。
シチューを作る時の牛乳の代用品など、用途を限定して使うくらいでいいのではないでしょうか。
⑩プロテイン
ほとんどのプロテインには、果実酢でも登場した人工甘味料が使われています。
プロテインに人工甘味料が使われるのは、プロテインの主成分である、
バリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸は非常に苦く、そのままでは飲めないからです。
有害性が疑われている人工甘味料、
アスパルテーム
アセスルファムK
スクラロース
いずれも入っていない商品を探してみても、ドラッグストア等の商品はほぼ全滅です。
通販サイトを「目を皿のようにして」探せば、天然の甘味料を使った商品もありますので、頑張って探してみてください。
まとめ
じつは体に悪い10の食品
①グラノーラ
②チューブ入り生姜/ニンニク
③ドレッシング
④レモン
⑤果実酢
⑥野菜ジュース
⑦スポーツドリンク
⑧牛乳
⑨豆乳
⑩プロテイン
繰り返しますが、全ての商品がダメということではありません。
どうしても食べたい飲みたい場合には、安心安全な商品を選んでください。
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