2020年、可視化にまつわる振り返り。
こんにちは。サマリーデザイナー/グラフィックレコーダーのタカタです。
イベントやオンラインサロンを中心に、グラフィックでまとめ始めて2年目の今年。
書かせていただいたのは、全部で100件ほど。だいたい3〜4日に1つは作っていたことになります。
内容としては、イベント、オンラインセミナー、求人、概要資料、提案書、月刊誌、写真集、シーンイラスト、テキストディスカッション、など。
(公開できるものはこちらに↓)
1年間書き続けると、作ったものを振り返って「これは見やすくまとめられた」「これはいまいちだな」など、1人反省会が始まります。
量があっても、質が低かったら意味がないから。
せっかくなので反省会がてら、実際の成果物を元にまとめていければと思います。まとめだしたら止まらず、なかなかの長さになりました。笑
見せ方:タイトル・見出し
今年の始めと比べて一番変わったのは、タイトルや見出しの強弱の付け方でした。
最近のものだと、ベタやイラストを入れたり。
フォントサイズと色、アウトラインを引いたり。
方向を変えたり。
イベントタイトルはベタ、見出しは同じ色のアウトラインにしたり。
強弱と全体のまとまりという意味では、一番最後のパターンが一番見やすいのかなぁと思ったり。
一番目立たせたい(タイトル)→次に目立たせたい(大見出し)→ぱっと見で読める(小見出し)→詳細まで読むときに読める(詳細)、みたいなレイヤーを明確に作っていくといいかもです。
ちなみに、もう少し意識できたな、、と反省していたのはこのあたり。
見せ方:フォント
これはどちらかというと癖なんですが、丸めの↓のフォントの使い勝手が良く、まとまりやすいので、頻繁に使ってしまい、どうしても同じようなテイストになってしまうという反省点。
(あと、このゴシックも。)
ただ、汎用しやすい「型」みたいなものは作った方が良くて、その辺りフォーマットを再度練り直したいと思いました。
見せ方:図・イラスト
イベントに限定していうと、自分の中でイベント終了時に完成させるというルールは設けていて、その中で情報量の多いイベントでは挿絵や構造化が甘かったりする回もありました。
でもやっぱり比べてみると、挿絵があったり流れや共通項が線で繋がれているのだけでも、内容の分かりやすさが変わってきます。また、ぱっと見の印象にも影響する気も。
ここはひたすらに速度上げ+引き出しを増やす、というかんじです。
挿絵・構造化が少なめ↓
挿絵・構造化が多め↓
イラストの方でいくと、イベントごとに毎回似顔絵を書くので、速さはめちゃくちゃ上がりました。タッチも少し固まってきたような。
見せ方:全体のカラー
基本的に企業・団体などカラーがある場合はそのカラーに合わせて書きます。(本がテーマの時は、その本の色に合わせて書いたりも。)
議論メシ
「コミュニティ」づくりの教科書
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それ以外のときは、大体このサイトから、そのテーマのイメージに合わせて2色ほど選びます。
ここはこのまま継続。
目的:SNSでの共有
ここまでは、見た目のデザイン部分。ここからは、内容だったり運用についてになります。
今年、グラレコ用のツイッターアカウント(@Yuchi_gra)を作成して、そこでも共有をすることが増えました。別の方が画像でシェアしてもらうことも増え、サムネでの見せ方を意識しようと思いました。
こんな風にタイトルが読めるようにしたり、サイズも上下左右が切れないサイズに変更しました。
意識する前だとこんなかんじです。ツイッターで実際に見ると、サイズ自体があっていないので、ぱっと見で何の画像かわからなかったり。
イベント以外のまとめでは、より発信に特化したものでも実験していければと思います。
自己紹介シート。4枚で1枚もののような見た目にしたくて、作ってみました。
あとは、月刊誌の方も、タイトルがもう少し見える形にしようかと。こちらはFacebookでも共有されるものなので、両用できる形を探って行こうかと。
目的:伝えたいこと
「グラフィックにまとめる」と一言で言っても、目的はそれぞれです。「グラフィック」はあくまでも目的。
ここは意識しているつもりでしたが、「何のために書くのか」を改めて考えていきたい。
今年書いたものでも、「何のため」が分かりやすいものをいくつかご紹介します。
全体像を知る
スナック形式のイベント。人が入れ替わる中で、話題に出たものをワードとして残す。
全体像を知る+概要版
大勢の意見を集約し、振り返るために全体を構造化したものと、さっと共有できるように概要版にしたもの。情報の多さを目的に合わせて。
全体↓
概要版↓
シリーズ物として見せる
全部で5回の続き物。それぞれの色を出しつつ、共通のものとしても見せるために枠/タイトル/フォントなどを共通化しました。
まとめ
反省会、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
また、お仕事として声をかけていただくこと、新しいことに挑戦させていただけること、嬉しく思います。
関わり、きっかけをいただいた皆様に感謝しております。本当にありがとうございます。
2021年も、継続して精進する箇所はレベルアップし、新しいことにも首を突っ込んでいければと思っています。
ここからは個人的な話になりますが、2021年は「変化と脱力」をテーマになりそう。
2020年は、立ち止まることも多く、自分と向き合うことが本当に多かったように思います。
上手くいかないことも多く、根の真面目な性質から力んでしまって、さらに上手くいかない、空回り。
また、自分へのハードルの設定も緩めることが難しく、その理想の自分と現状とのギャップにも苦しんでいました。
考えることは大事です。
でも、考え込んで、その世界に入り込んでグルグルすることをやめようと思いました。
引き続き、考えることはやめない。けど、そこに「とりあえず動くこと」と「力を抜くこと」をプラスしようと思いました。
それが、私なりの「変化と脱力」。
20代後半に入ってから、「20代に見えないね」「落ち着いているね」と言われることが増えて、嬉しかったし、同時に自分でも「そうありたい」と思うようになりました。
結果、力んだり、下記の記事のような「一人システム」の状態になっていたようにも思います。
と、ここまで書いてみて、改めて、2020年って転換期だったんだな、悩んでよかったな、と思いました。
2020年がサナギのような年だとするなら、やっぱり今年は蝶の年なのかもしれない。殻を脱ぐとき、力いっぱい引っ張っても脱げない気もするし。
これからも、紆余曲折しながらでも進んでいければと思うので、引き続きよろしくお願いいたします。
2021年も皆様にとって良い一年になることを切に願っています。というか、できれば一緒に良い2021年にしていきましょう!
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