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人生がへたくそな人

くっそ、転職しなきゃよかった。賃貸保証会社の審査に落ちた。

墓参りに行ったら、納骨の時の塔婆が最後で、子供さん達のじいちゃんが盆の塔婆を頼み忘れているらしいとわかり、寺に電話で施主子供さんのと施主じいちゃんのと二本発注。

資格試験が二週間後で、そろそろ勉強しないと過去問見た限りではやばいぞ。

きゅうりがいたんでいた。お姉ちゃんと弟くん、僕が残業で遅くなると野菜食ってねぇな。
仕方ないので、きゅうりとトマトのだいぶアレなやつを、マヨネーズかければ食えるように切って冷蔵庫に入れとく。

毎日、そんなこんなが二十ばかり、この身にぶち当たってくる。

お前、なぜこうなった。
なんでここにいる。
もう少しなんかやりようはなかったか。

いや、ない。
だいぶじょうずな方だ、心身ともにボロボロだがな。

なんてへたくそな生き方なんだ。
鼻の奥がつんとするが、泣く気力もない。

さあ、
九月がはじまる。

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高橋照美
「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!