お父さんは7日間生き延びました。

入院から一週間。

サポーター側が一番疲労する時期だ。 二人の 子供さんのうち、お姉ちゃんは 首肩 右足 の痛みを訴えて 月曜日に 学校を 休み、 弟くんは昨日腹痛を訴えて、 学校を休んだ。

無理に皆勤させないというのは、 良いケアとして 、一つの手だと思う。

13歳と10歳だから、 怖いとか不安とかこれからどうなるのとか、 感情を的確に表す言葉は、 まずうまくは出てこない。
少しずつ、 立ち止まっては気持ちを感じてみて、 しっくりくる言葉を 探し当ててみる、というような作業が必要になる。

生活の心技体の、 ココロの部分だ。

今日は無事に弟くんを送り出した。

さて僕の仕事の方は、 あと4日間チームに任せ、 この家のベーシックメンテナンスをかける。

きっと舛田さんが喜ぶだろうが、おいしいものを 食べさせるということは先週やったから、つぎは掃除の底上げなのだ。

ちょっとの汚れが見かけられたら 、 ひと手間の 掃除をしたくなるところまで綺麗にしておく。
そこから、 シンプルでかつ楽しい作業に 子供達が楽しんで親しめるように、 作業の難易度を下げ、ムダ取りをする 。

僕は店舗コンサルをやっているから、 挨拶、掃除、 怪我病気の防止管理、 このチームにいてよかったと5年後思えるような、成長へのチャレンジ 。。。家庭の土台作りもそこから入る わけだ 。
別の方面の専門家にはまた別の切り口があるだろうと思う。

パパの5年生存をサポートしきった時、 お姉ちゃんは18歳になっていて、 弟くんは15歳になっている。 その間に不測の事態が起こるかもしれない。 全メンバーにとって悔いのないように。 やることは全てやったという確実な感覚があるように。
僕はそこらへんをコーディネートしてやろうと思う。

僕自身の 関わり方のスタンスは、 変えられない条件と変えられる条件を組み合わせて、 ではどんな役割を担いどんな5年間にしていくかを考える。 そこら辺はセルフコンサルティング にあたる。

10時ちょうどに、 若い女性の建具屋さんが来てくれて、 クローゼットは直った。 左下の部品が壊れて落ちていた。 マンションの管理会社に報告をすると、 数日待って特段の連絡がなければ、 通常の経年劣化でマンション管理会社が費用を持ってくれるという。 消防点検の際に外れたこともあり、 多分大丈夫だろう。

玄関は掃き掃除が必要だったが、 ベースはちゃんと、ワックスがけがしてあった。 履物も全て靴箱に入るようにしてあった。 傘は、 入院者であるお父さんの長い傘を除いて 、 靴箱の上段にすべてしまわれていた。

数点、手を入れるところはあるが、 そこそこ家事の回っている家だ。

僕みたいに政治経済系の学部卒だと、 家事=ハウスキーピングの由来は、 ギリシャ・ローマ時代に戦争奴隷も、 使用人・家畜も含めた 50人から100人のチーム の経営を女家長が行ったこと、 なんかを源流として知っている。 つまり家庭経営ができれば、会社経営 はその延長 なのだ。

あまりにも個人的な 主観的な感覚 で申し訳ないのだが、 仕事だけできて家庭が崩壊している人間というのは、 一将成って万骨枯る、 実は恥ずべき状態だろうと個人的に思っている。

ビジネスマンに対して 、家庭 の作り方と維持の仕方 について教えてくれる学部はない。 実は単なる 目配り心配りと スキルの集積 であって、さして難しいことはないのだ。
僕自身が どれだけ 自学実践 をしてきた か、今回 最長四年をかけて 棚卸しをしてみ るのもいい。

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高橋照美
「最大値の2割」ぐらいで構わないから、ご機嫌でいたい。いろいろあって、いろいろ重なって、とてもご機嫌でいられない時の「逃げ場」であってほしい。そういう書き物を書けたら幸せです。ありがとう!