2018 オリンピック国立公園とカートコバーンの旅 (11)
July 31, 2018
High Divide Loop(7 Lakes Basin)から帰還
High Divide Loop:Mirror Lake Way Trail(再び)
前日にピークを登っているので、あとは進むだけ
天候にはこれ以上ないくらい恵まれ、むしろ暑いぐらいのバックカントリー(そして暑い中のバックパックは実は初めて)だったが、残念ながら下山する日が来てしまった。たったの1泊2日ではあるが、テントを立てた後、追加で歩いたということもあり、かなり充実していた。
しっかり寝ることができたので、朝は早起きすることができた。
外はもう明るい。
起きて、テントを開けると山が見えて、気持ちが洗われるようだ。
特にテント場の朝は、本当に静かで、普段の忙しい日やイライラすることを完全に忘れることができる一番好きな時間である。
朝ごはんを食べて、テントを片付け、わりと早めに出発した。
High Divide Loopトレイルには昨日と同じルートで合流し、昨日は右に曲がりピークを目指したが、今日は左に進み、ゴールを目指す。
Lunch Lakeのそばを通る。すでに泳いでいる人たちがいた。
同じ道を通りながら、High Divide Loopへの合流を目指す。
今日も快晴で気持ちがいい。
High Divide Loopに合流した。
昨日は左手にみていた氷河を今日は右手に見ながら下山していく。
標高は大したものではないはずが、雲なのか霧なのか、その上にいることが不思議で仕方がなかった。
しばらくは稜線を進むため、アップダウンのない道を進む。
こんな壮大な景色から離れるのは本当に名残惜しい。
歩き始めたらすぐに気温も体温も上がったので、水分補給に加えて、ウィダインゼリーで体力を温存していく。
携帯ではなくカメラで撮ればよかったとあとから後悔するぐらい、綺麗な景色だ。
まだ、盆地の湖の一部を見ることができた。
High Divide Loop:Heart Lake
Mountain Goatがいたよ!
ついに降りが続く場所にきた。
一番近いポイントはHeart Lakeだ。
下りが続くが、足には疲労がたまっているので、気を付けながら下る。
Heart Lakeは遠くから見るとハートの形をしている湖で、この辺りにも複数のテント場がある。
出発から約二時間ほどして、見えてきた。
確かにハート型に見える。
ここまでくると、トレイルヘッドまではあと12キロほど。
結構人も増えてくる。逆ルートの人もいるし、ハートレイクのキャンプ場で泊まった人もいるのだろう。
Heart Lakeで休憩するつもりだったので、足元に気を付けながら歩いていたら、前からなにか白い動物が。
なんと!Mountain Goat(シロイワヤギ)だ!
子連れで可愛い!
お母さんは毛が生え変わる途中なのか、お尻の当たりが汚いが、子ヤギはふわふわしていてめちゃくちゃ可愛い!
クマは怖いけど、ヤギはみんなの人気者で、動画を撮る人もいた。
ヤギはマイペースで草を食べながら、急ぎもせずどこかへ歩いていった。
私たちも進みたいが、彼らが道を空けてくれるまでは待つことにした。
親子で山に帰っていった。
可愛い!!
近づくと、なんとかギリギリハートに見えた。
看板もあえて、絵文字にしていた。
High Divide Loop:Sol Duc River
Sol Duc Riverでつかれた足を癒し、温泉でつかれた身体を癒す
いくつかの小さな小川を渡りながら、そのままずっとくだりが続く。
傾斜もそこそこあるので、実は登りより私は足を痛めやすい。
気を付けながらゴールを目指す。
途中のクリークで靴下を脱いで、足を冷やしたら、氷水のように冷たいが、とてもいいリフレッシュになった。
靴に隙間ができるような感覚。おそらくむくんでいるんだと思う。
しばらくして、森のなかに入り、景色は見えなくなったが、日陰になったことに喜び、来た時と同じ、熱帯雨林のような森を抜けていく。
この丸太のような橋も何度か渡り、テント場も見届ける。
すごい大人数でキャンプをしているグループがいて、びっくりした。
蚊帳のようなものを持ち込んで、輪になって話し込んでいた。
Heart Lakeから約3時間ほど歩いて、ほぼほぼゴールに近づく。
ようやく滝にたどり着き、たった1日のトレッキングだったのに、ものすごい長い旅のような気持ちになった。
無事、トレイルヘッドに到着。
車も無事だったが、駐車場の混みようには驚いた。
駐車場からはみ出て、道路に縦列している車がずーーーっと続いていたのだ。
本当はこのまま次の目的地(宿はまだ決めていなかった)に向かうつもりだったが、2日前の温泉が忘れられず、もう一度温泉に入り、疲れを癒して、同じレストランでご飯を食べ、次の目的地に向かった。
続く
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