2017 Mt Whitneyとヨセミテ(9)
Septebmer 22, 2017
Outpost Camp→Trail Camp
Outpost Campですでに標高3000mを超えた。
初めてこんな標高に立った気がする。
私は高山病は発症しにくい体質のようだったが、後輩は違った。明らかにスピードが落ちた。どういう感じなのかはわからないが、後輩曰く「頭では進みたいと思っても、足が前にでない」とのことらしい。体調としては頭痛よりも気持ち悪い感じとのこと。
先ほどみた滝にさらに近づいた。
Outpost Campのあと、スイッチバックが続く。
その後少し景色が開けたところに出た。
軽い装備の人に抜かされる。この時間でここにいて頂上に間に合うのだろうかと心配になる。
岩が近すぎて、すごいところをハイキングしているのだと実感する。
少しなだらかなトレイルが続いたと思ったら、またスイッチバックが来る。
右後方には、ミラーレイクが見えた。
思ったよりきれいじゃなかった。
このあともひたすら上りが続く。
途中、川の横を歩いた。川が一部凍っている。きっと気温はかなり低いのだろう。歩いているとわからないが。
マーモットに出会う。こんな標高の高いところで生活しているのだと驚く。
まだ植物が生息できるから食べるものがあるという意味で、このあたりに生息しているのかも。
そろそろ後輩が限界をむかえる。とはいっても私もかなり疲れてはいるので、こまめな休憩と水分補給を行う。高山病対策は、水をこまめに飲むことだと聞いていたので。
このあたりからは、雪が多くなってきた。
冬に積もった雪が滑って流れたかのような地形。
あとどのくらい続くかわからないなかで、Trail Campのちょっと手前にテントを発見。
もうゴールが近いと確信する。
ここからあとどれくらいか、と、後輩が荷物を置いて見に行くという。
本当にもう少しだったようだ。Trail Campは池が水場となるので、どんなに疲れていてもあともう少し進む必要があった。
なんとか到着した。
結構テントがまばらにあって、どこにしようかと思ったが、プライバシーを重視し、池から100mは離れていたが、岩に囲まれたところにテントを設置。実際、風が強く、岩を背にすることで、テントが安定した。
高山病対策のために、少し標高のあるところまでハイキングをした方が良いと聞いたが、そんな元気はほとんど残っておらず、とにかく休むことにした。
キャンプ場は岩山に囲まれているが、壮大だ。
若干の高山病を感じつつ、夕飯を済ませ、熊対策をして明日のアタックに備えた。しかし、頭が痛くてあまり眠れなかった。後輩も苦しそうだった。これが3600mでのキャンプかと本当に参った。
(続く)