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2019 IcelandとLaugavegur Trail (16)

July 3, 2019
Emstruá-Þórsmörk

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Laugavegur Trailの最後日は16キロ。
バスの予約をしていなかったので、出来るだけ早くゴールを目指し、当日席を確保しようということになった。
予約すると、何かあった時に困るかと思ってあえて予約していなかった。予約なしでも大丈夫と書いてあったから。

5時半起床。

時間を節約するべく、前日にお湯を沸かしておき、魔法瓶に入れておいた。
これで当日の朝は、オートミールお茶漬けと味噌汁ができあがった。

小屋の前のビニルハウスで朝ごはんを食べた。

テントを片付け、歯磨き、身支度を整え、6時半に出発できた(少し道がわからなかったが)。小屋の横をすり抜けて、階段を降ると、トレイルに合流する。

雨が降るかもしれないと、ザックカバーをつけて出発。
オスプレイのバックパックを使っているのだが、このモデルはザックカバーが付属している。このモデルにしておいて良かった。

少し行ったところで振り返るとハットが遠くに見える。これがやっぱり1キロぐらいの距離。

天気は雨は降っていないが、曇り。
霧などはなく、特に問題なく道をすすむ。

キャンプサイトから見えていた氷河に近づく。天気は悪いがそれでも壮大。

何度もアップダウンを相変わらず繰り返す。小さな登りなのだが、3日目となると辛い。
荷物は軽くなっているはずなのに。

川があったが、ここは橋がかかっていた。

天気は良くなかったが、おかげで歩きやすい気温となった。

思ったより岩場にかかる橋があり、びびる。
結構怖い。

苔が一面に広がる景色に変わる。

晴れていたらと思うが、このトレイルで全日程快晴というにはなかなか難しいようで、色々な人のブログなどを読んだが、もっと激しい雨に当たった人もいて、曇りで済んでよかったというところ。

久しぶりにみた花。

岩を降りるのだが、今回のロングトレイルでは初めての雨だったので、滑らないか慣れるまでは慎重にすすんだ。

かなり標高が下がってきているので、苔の大地が広がってくる。

トレイルが急なため、下りも楽ではない。

途中で、女性2人組と、カップル2人に抜かされたが、それからは結構同じペースで歩き続けた。

抜かされるとき、カップルの女性は、なぜか途中で電話をしていて、電波が通じるんだなーとその時はただ見ていた。

苔の大地をすぎたら今度はまた砂地と岩山が続いた。

岩の感じからして、溶岩なのかなと思いながら進む。

おそらく水が多いときは、川になっているのかもしれない。この時はまだ水は枯れていて、のんびり歩くことができた。

途中でまた同じカップルを抜く。
二人は座ってまた電話していた。
その内容が、どうもバス会社に電話しているようで、バスの時刻と二人分の予約をしようとしているのが抜いたあと聞こえた。

なので、私たちも急いでゴールに向かうことにした。
一度予約しようと電話しようとしたが、私たちの携帯ではすぐに圏外になってしまい、通じなかった。

何度も電話を試すよりは、さっさとゴールして、席を確保した方が早いのではという結論になったのだ。

最後に山を二つ登る。

途中でソロハイカー(逆向き)をすれ違い、相変わらずのAlmost there(後少しだよ)という声をかけられる。これほど信じられない言葉はないとわかっているが、ついつい期待してしまう。

がやはり、ゴールはそれほど近くなかった。

そもそも、最後の渡渉があったのだ。

しかもこれまでと違って、どこを通るのがベストを見極めるのが難しい。車の通り道があったので、大概車が通る場所は浅く流れがゆっくりだと予想して渡ると以外と楽だった。

カップルの方は、靴を脱がずに渡れるところを探し続けていた。

この渡渉のあたりで、ついに雨が降ってきた!でもゴールはもうすぐのはず。

川を渡って、車道を歩き、最後の丘を登ると、看板を発見。

ほぼ到着した、結局どこに向かったら良いのかいまいちわからず、一番アイコンの多いHusadalurへ向かうことに。

この壮大な景色ともお別れかと思うと、足は突かれていても、名残惜しい。
本当に、めちゃくちゃすごい景色を見続けたのだ。

ここから30分ほどで到着した!
感動のゴール!

55キロの旅は無事終了した!

Emstruá-Þórsmörk(16km)
所要時間、5時間半。

のんびり写真を撮りたかったのだが、とにかくトイレに行きたくて、トイレに駆け込んだ!1時間半ほど前からトイレを我慢していたのだ。

そして、小屋のレストランでサラダとスープの食べ放題(こういう時のご飯はいつもの5割増しでうまい!)で飢えを寒さを癒した(笑)。

1時間ほどして、例のカップルが小屋に到着した。
まさかあの渡渉で1時間も費やしたのかと思うと、雨も降っていたのに、大変だっただろうなあと思う。
彼らは私たちとは別のバス会社のバスで先に帰っていった。

私たちのバスは全く余裕があって、小屋のお姉さんも余裕よって言ってはくれたが、本当に大丈夫なのか、乗るまでドキドキでした。

かなり余裕を持って到着していたので、スープとサラダ、ケーキとコーヒーを食べて、バスに乗り込む。

帰りもガイド付きツアーの団体と一緒になり、ガイドが色々説明していた。

バスで渡る川は、氷河の溶ける量や時期によって形を変えるので、橋を作ることができないことや、水量があまりにも増えて渡れない場合は、迎えのバスが対岸まできて、人はそこに放置されているタイヤ付きの橋で渡ることもあること。山の名前の由来など。

途中のトイレ休憩を挟んでバスターミナルに到着した。

これで、無事、例キャビクまで戻ってきて、本当に無事、ゴールしたのだった!

感動の55キロだった。

(終わり)

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