見出し画像

2023 イエローストーン国立公園とグランドティトン国立公園(10)

July 03, 2023
イエローストーン国立公園:オールドフェイスフル

モーニンググローリーは元々は綺麗な青色の部分があったらしいが(温度が下がってくると別のバクテリアによって色が代わりオレンジ色となる)、観光客が投げたコインなどによって間欠泉の入り口が詰まり、温度が変わってしまいブルーから今は緑がかった色に変わった。

単純にアサガオみたいで綺麗だなと思っていたが、実は人間によって本来の姿から変えられてしまったという悲しい過去があるようで、残念な気持ちになった。

Morning Glory PoolのあとはDaisy Geyserへ向かう。
途中にもプールやら小さなガイザーがあるので目を引いたものだけ写真に残していたが、旦那が何かに気づく。

わかりにくいが、バイソンの死骸と思われるものが。。

望遠(レンズ)ではないのでわかりにくいが、バイソンなのかな。
本当に自然のまま放置するのだとわかるとびっくりしてしまう。
動物の骨をトレイルの途中でみつけたが、わざと道標かなんかで置いているのかと思っていたが自然のものだったのかもしれない。。。

トレイル沿いにある、Grotto Geyser。ずっと噴出していた。

Daisy Geyserへはメインのトレイルから西に曲がる必要があり、少しわかりにくい。なので人が少なめのように感じた。

こちらは噴出予測時間は不明であったが、人が数人座っていたので(相変わらずこの心理)少し待ってみることに。すると噴出が始まった。

こじんまりしていたが、それなりに頑張って噴出していて、周りの小さい間欠泉も一緒に噴出してよかった。

このままオールドフェイスフルに戻ってもよかったが、このままトレイルが続いていたので、先に進むことにした。

Punch Bowl Spring

名前だけみたら、なんか暴力的なのかと思ったら、フルーツポンチの方だった。

オールドフェイスフルからモーニンググローリープールまでは観光客で溢れていて、歩きにくいのだが、デイジーガイザーから西に向かうトレイルは一気に人が減る。

熊スプレーを持っていなかったので、結構ビビりつつ、どこまで攻めるか話しつつ、先を進んだ。前にはインド人カップルが後ろには老夫婦が歩いているだけ。だんながずっと「よし、熊がでたらあいつらをおとりに」とか言ってておかしかった。ぜったい全滅するよ。

そして何度もその二人の写真を撮ることを頼まれる(主に旦那が)。うんざりーと思いつつ、熊には会いたくないので、徳を積もうと快諾(のつもり)する。

Black Sand Poolに到着。

写真だと湯気でわかりにくいのだが、中心がぼこぼことするときがある。

旦那が「寝転んでる人がいる」と呟く。

え?とみると、プールの右端に女性二人(実際は子供とお母さん)がマットに寝っ転がっていた。ちょっと怖いなぁと思いながら写真を撮っていたら、いきなり

「今、感じた?」と聞かれた。

どうもこのプールは地下でどーんどーんという地響きが感じられるらしい。そうなのだ。どーんどーんとした後、プールの真ん中あたりに泡がぶくぶく出てくる(間欠泉と考えるのかな)。

プールを見ていた老夫婦も「感じた!」というので、私たちもその地響きを感じたくてその場で座ってみた。

数分後、「どーん」とお尻の下から地響きを感じた。

おおおおお。

イエローストーンが生きている!という感じでその活動を体感することができた。

ありがたい情報ではあったが、あの母娘は地元の人なのだろうか。そして国立公園内で寝っ転がっているだけなんだろうかという疑問は残った。

母娘にお礼を言って、先に進むと園内のメインである車道に合流した。
車道を渡るとBlack Sand Basinがある。そのままこちらも立ち寄ることにした。

(続く)


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集