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【休職】働くことが少し怖くなった、今日。

なんだか少しだけ、働くことが怖い

今日はお昼ごろに簡易書留の郵送と、
夕食作りのための買い出しに出た。

郵便局に到着しカウンターに向かうと、
私と同い歳くらいに見える郵便局員さんは
笑顔で迎えてくれた。

簡易書留での郵送を伝え封筒を渡すと、
慣れた手つきで宛名を読み込んで処理してくれる。
その郵便局員さんの後ろを、2人の局員さんが談笑しながら通り過ぎて席に着いた。

お昼休憩だったんだろうか。

休職前、約6年間もあらゆる職場を転々としながら、
それでもなんとか働いていた時の自分の姿が蘇った。


短い休憩に掻き込むお昼ご飯のことだけを考えて、
午前を乗りきっていたこと。

ある職場では先輩と談笑しながら仕事をして、
ある職場では1人のスタッフにめちゃくちゃ嫌われたこと。

夜勤当日の朝、何度迎えても変わらない絶望感と吐き気。

嫌でも慣れてしまった、真っ暗な深夜のフロアに光るPHSの急変呼び出し。看取りの坦々とした業務。

なんでもないスタッフの視線が怖くて、
親しく接してくれるのに関わりたくなくて、
毎日のように「一刻も早く退勤したい」と思っていたこと。

残業した夜勤明け、更衣室から出た時の眩しさに
「あぁ、私何やってんだろ。」っていう気持ち。

鳩尾につかえ感を感じて少し苦しくなったまま、
スーパーマーケットへ移動する。

平日の夕方前の時間帯では、買い物客は高齢者や主婦の姿が多い。
その中にアラサーの私。
働いていない私。

レジの店員さん、パン屋の店員さん、会員カードの勧誘をする店員さん……。
専業主婦の方にも家事という仕事がある。
チラホラ見えるお昼休憩らしい作業服姿の人達は、
近くで建設が進むマンションの、土木建設関係の方だろうか。

目に映る人たち、みんな仕事をしているんだ。

私ももう少しで、社会に還らなければならない。


鳩尾のつかえ感に、
身をよじりたくなるようなお腹の痛みが加わった。


もうあと数日で、休職満了となる。
ここまでの休職期間で「働くこと」「仕事」について
いくつかnoteをまとめながら、
前向きと後ろ向きを繰り返してきた。

今日はとても後ろ向きだ。

明後日には休職期間最後の受診になる。

月末から来月頭にかけては役所手続きで忙しくなるし、
来月には人生初のハローワークが待っている。


私は社会に還ることができるだろうか。

ひとまず、目の前に流れてくる
『社会に生きる人としてやらなきゃいけないこと』
をこなすことだけに集中する。

苦しいまま仕事をしていた頃の『過去』と、
これから迎えるであろう仕事をする『未来』の私に、

働くことが少し怖くなった、今日。


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