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小5の息子に習う超自己肯定の考え方

小学5年の息子は、昔から自分の功績を讃える癖がある。
よく言うのは、ゲームをしている時に、自分がどれだけ凄いか、というのをいろんな角度から独り言のように高らかに宣言している。
妻も私もそれを聞いて、ふーん、とも言わず、
へー、という表情でいつも聞いてたのだが、ふと、この自己肯定をする考え方、行為って見習うべきなんじゃないかな、と思うようになった。

ここ5年ほど、googleが提唱した心理的安全性に端をなし、そこから自己否定しない、されない職場環境が生産性を上げるというムーヴメントが世界中を駆け巡り、それがダイバーシティやインクルージョン活動へとつながってきたわけだが、その過程で自己肯定感を上げるというのも、昨年くらいから、テレビやSNSでも概念として伝わるようになってきた。

イチローさんが動画に関して話してる動画を見て、この人は流石に努力の人だし、その努力の上に鋼のマインドがあるから、説得力はあるのだが、ガラスのハートしか持たない一般庶民の我々は、やはり自己を肯定したり否定したりの環境で生きている。凹む事だってあるし、自己(がこれまで正しい、というか拠り所にしてきた考えや経験を)否定する事、される事もある。

そんな中で、冒頭の息子の話。
スプラトゥーンというのは、任天堂switchのゲームで、基本4人対4人のインクで陣取り合戦をするゲーム。
制限時間終了時点でどちらのチームがどれだけそのエリアの色を塗れたか、というゲームなんだけど、インクで相手をキル出来てキルされるとまた最初のポジションから再開する。個人ごとの成果は、塗った面積と何人、何回キルしたかが結果発表される。

息子はこの発表の時、チームメンバー中、1位だろうが4位だろうが、全てを良かった事にする思考法、ポジティヴ転換法を持ち合わせている。
例えば塗りポイントが4位であっても、
「いやー、それでも今回はキルしまくってあまり塗ってなかったし」とか、
「この武器でここまで出来たのは凄い」とか、
「皆、上級者なのに、その中で自分はこれだけの成績だったのは凄い」と、

こんな上司がいたら、
俺も仕事頑張れそうだなー、と思うほどに良い面を見つけて高らかに励ましてくれる(笑)

今までは一見、言い訳というか、
自己防衛みたいに見えていたのだが、
かれこれ数年、このゲーム後の自己賛辞を聞いてると、
こんなに色んな角度でよくも褒められるものだなぁーと感心するのである。

それくらいに彼の思考法というのは鉄壁で、ある意味で井の中の蛙だし、ある意味では傷付かなくて済む方法なんだと思う。別に誰も傷つけていないし、こういう思考法もありなんだなぁと感心するのである。

生きていく上で大事なのは、いかに楽しむかという事だと思ってるので、彼のハッピー体質は、今後も継続してくれればいいなーと願うばかりである。

当の私としては、自己肯定については、肯定も否定もしないというスタンスです(笑)
何かあって反省しても、しなくてもいい。間違ったら次直せばいいけど、そもそも間違うとか正しいって何よ?って最近思うので、肯定も否定もないかな、と思うようになってきました。好き嫌いとか、やりたいやりたくない、っていうのはあって良いと思う。でも、それもやってみたら違うなとか好きだったけど、好きじゃなくなったってこともあるわけで、そういう刹那でいいのかなと思うことが増えてきました。一貫性が大事で重要視されてたのも、もう時代錯誤なのかもな、って最近は思う場面もあるし、昔ながらの良い悪い論からは、一旦バイアスを外して、自分なりの考えや、いくつかの見方が出来ればいいな、と思ってるところです。

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ちゃんみね
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