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MGA on Harmony -あの頃の自分へ。夢が叶うよ-


Mrs. GREEN APPLE on Harmony
10月15日・16日その記録

※写真は全て自分または連番相手が撮影したものになります。

7月以来の大好きなバンドのライブ。

イヤホンをつけていつものプレイリストを再生する。ライブの日、家を出る時の暗黙のルール。

新幹線に揺られ、横浜駅に降り立つ。色とりどりの公式グッズに身を包むファンの多さに驚きと同時に安心感を覚える。

フォトスポットやFCくじを早々に済ませ、(もちろん外れた)沢山の友達と合流して開演までの時間を過ごしていた。ある人は談笑しある人は写真を撮り、それぞれが銘々の想いを抱いて刻一刻と迫る19時を待ち望んでいた。

今回のライブはコンセプト含めて一切が明かされていなかった。どんなライブになるのかは全く想像がつかない。だからこそライブまでの10日間はSNSを見ずに情報をシャットダウンしていた。

それでも、セトリがやばいと言うのは聞いていた。
「Part of meとか?笑」
なんて連番相手も軽口を叩く。

開演前

日が傾くにつれ人はどんどん増えていく。

ワクワクとドキドキを胸にKアリーナへ。

ゲートをくぐるとそこに見えたのは、煌びやかで、でも繊細で温かみのあるステージセットだった。

開演前の様子

19時になる。英語のアナウンスが響き渡り、人々が一斉に席を立つ。

“Are you ready for Mrs. GREEN APPLE on Harmony?”

割れんばかりの歓声に笑みがこぼれる。

20人近くの演奏者がステージの席に着く。

“Let's begin the night show! Please welcome Mrs. GREEN APPLE!!”
その掛け声と共に、中央の扉から若井と藤澤が姿を見せる。歓声に答えつつ楽器を手にすると、オーケストラアレンジが施されたこの曲のイントロが鳴り響いた。

1. Magic

イントロが終わろうかとする時、ボーカル大森はまだ姿を見せていなかった。いつ出てくるのだ。

AH, 苦い苦いの 私由来の無駄なダメージ

大森の歌声がどこからか聞こえてくる。しかし声の出処が分からない。どこだ?

その答えはスポットライトが教えてくれた。

Magic

ステージ袖の高所に大森は現れる。

登場場所は公演ごとに左右が入れ替わっていた。

彼が現れた瞬間、割れんばかりの歓声がアリーナ中に響き渡った。それは彼がすっかり音楽界のスターであることを証明するものに他ならなかった。

普段はライブ終盤で歌われるこの曲が冒頭で歌われたことで、このライブのセットリストが通常のライブとは全く異なることが予想された。
その感覚はやはり正しく、2曲目には繊細な心の機微を歌うバラードが鳴り響く。

2. Hug

1年前のアリーナツアー以来となる披露だ。
2曲目にこの曲が歌われるのはやはり異例のことで、多くの人が息を飲んだはず。
オーケストラによる完全アレンジが加えられたHugは壮大で、でも歌声は繊細で、このライブがどういうものなのかを物語る1曲になっていた。

Hug

3. ライラック

イントロのギターフレーズが特徴的なこの曲。今回はオーケストラアレンジということもありギターではなくオーケストラ隊によるあのフレーズが会場を包み込む。

このアレンジは斬新で会場からも歓声があがる。
アレンジにアレンジが重ねられ、街中のあらゆる所で耳にするもよとは完全に別の趣すら感じられるライラック。思わず目に涙が溜まった。
それはこの曲のもつ幸福感も影響しているだろう。ペンライトがライラックカラーに統一された会場の景色が美しかったのは、視界が涙で滲んだからだけではないはずだ。

ライラック

4. 嘘じゃないよ

ポップ→バラード→ポップと曲が続いてまたしても繊細なバラード。この曲は通算2回(2014年クリスマスライブと2022年Utopia)でしか披露されていないレア曲だ。

感情の起伏が激しく、はやくも置いていかれそうになる気持ちを引き締めて聴き入っていた。

思えばこの曲はミセスを好きになった頃本当によく聴いていた。その頃を思い出してまたもや涙が溢れ出す。

どの果実も同じような
味しかしないな なんなんだ
貴方が眩しすぎるが故に
美しい太陽よ 私の側でさ

大好きな歌詞です。
嘘じゃないよ

5. ANTENNA

ここまで本当に大好きな曲しかない。それにもかかわらず大好きな曲はまだまだ続く。フェーズ2の曲の中でも特に好きな曲。なんだか自分の為のセトリのようで嬉しかった。

そしてやっぱり大森がギターを持たずに歌う曲が好きだ。全身を使って表現することができ、彼自身から音楽が発せられてるような。まるで楽譜が目に見えるような。

愛してるよホープレス
数知れない交差で
まだ見ぬ景色に
ドキドキできるんでしょう?

好きな歌詞です。

愛してるよホープレスというのは、心の底からそう感じている訳ではなくて、やはり、「絶望すらも肯定したい」という願望に近いものだと思う。でも、彼からその言葉を発せられると、心の底からそう思えてくるから不思議なのだ。

ANTENNA

6. 光のうた

2018年のアンサンブルツアー以来となるセトリ入りを果たしたのは全ての人を優しく包み込む温かなバラードだ。

正直、先程からバラードが滅多に披露されない曲ばかりで気持ちが追いつかないし、そこに大きすぎる感情の揺さぶりが加わってもはや何も考えられなかった。

ただただ彼らの音と、自分の感情が呼応し合う。

そんな時間が過ぎていった。

光のうた

本読みながら、「冒頭の4行」をなぞるようにして歌い上げたように見えたのは見間違いではないだろう。

7. soFt-dRink

こちらは2022年のゼンジン以来2年ぶりの披露。
ここで初めてバラードが2曲続く。

こちらも昔大好きだった曲。再び聴けて嬉しかった。神がかっているアレンジに胸を打たれて組んだ腕に涙が滴れた。腕に涙がこぼれ落ちてから、それほどまでに泣いていることに気付いた。

soFt-dRink

もう感情は飽和していた。ほんとに色んな思い出が詰まった曲。
あの人もこの曲が好きって言っていたな、なんてことをふと思い出してしまう。

炭酸のような青春は
いつかは酸化して
さよならが来るんだろうな
だけども 今はさ
考えたくはないな

青春真っ只中で聴いていた歌詞。青春に終わりが来ることなんて考えてなかったし、考えたくもなかったけど気付けば酸化していたなぁ。

8. ア・プリオリ

あれだけ言ったのにバカね
期待をしたら惨めなだけと

エデン以来のセトリ入り

バラードが終わると咳払いを合図に怒りにも似た歌声が会場を震わせた。文字通り会場が震えたのではないかというほどの衝撃だった。

既に飽和していた感情は完全に行き場を失い、気を抜けば倒れてしまいそうだった。
衝撃で思わず少し後ろによろめいてしまう。
つい隣の友達の顔を見ると彼女もこちらを見ていた。同じ感情を抱いていたのだろう。

この曲も、本当に大切な曲。あの頃が詰まっている。
そう、このライブには間違いなく「あの頃」が詰め込められていた。

高校生のとき、ミセスに出会って腐るほど彼らの曲を聴き漁った日々が。

この5年間、何百回と聴き続けてきた曲たち
でもライブでは中々聴くことができずにいた大切な曲たち。

それらがなんの躊躇もなく次々と目の前で奏でられていることが本当に信じられなかった。どれほどの涙が頬を伝ったのかは誰にも分からない。

もはや、これ以上ライブを観続けられないとすら感じた。感情が完全にコントロールを失っていた。隣の友人に泣きつきたい衝動を抑えるのに必死だった。もう耐えられないと思った。

それでもア・プリオリは圧巻だった。稲妻の演出に毒を孕んだ歌詞と表現。釘付けになっていた。アレンジも含めてカッコイイの言葉以外見当たらなかった。最後の転調には鳥肌が立った。間違いなくこのライブのハイライトになる1曲だ。

ア・プリオリ

9. Dear

ア・プリオリの荒れ狂うギターが轟き続けていた。そしてその音は鳴り止むことなくピアノとバイオリンの音色が重なる。Dearだ。

ぶつ切りの演奏が多かった今回、この繋ぎに思わず声が漏れた。

彼らは一体どこまで感情を揺さぶってくるのだろうか。

包み込まれるような歌声と楽器の音色。ほんの少し会場が温かくなったような気がした。

Dear

映画「ディア・ファミリー」を観てから大好きになったこの曲。ゼンジンの時はまだ観れてなかったから、改めて聴けて良かった。
壮大だけど繊細、という一見矛盾する事柄を1つの曲に内包しているのはミセスの曲の大きな強みだと思う。

セッション

大森の、「若井ちょっと好きにやってよ」の掛け声(翌日は涼ちゃん)で若井がステージ前に歩みでる。オーケストラ隊がいるということで即興セッションが行われた。若井が身体を動かせばそれに従って素敵な音色が奏でられた。まるで魔法のように。

客席からも声が上がり、バラードから一転して華やかなムードになる。音に歓声と拍手が加わる。

そんな折、「盛り上がってるけど次バラードなんだよ」大森は言い放つ。

10. クダリ

フェーズ1最後のツアー、エデンの園以来の披露となる本曲は、あの時と同様大森がソファに腰掛けて歌っていた。

クダリ

1番を10代で、2番を20代で描いたという特別な曲。厳粛なムードの中、曲は進行する。

でも心のどっかで
助けて欲しいんだろうな

貴方に刺さった棘を食べて
哀しいのも寂しいのも私だけでいいのさ

皆が聴き入っていたところ...

「ナ...😶」

大森は最後の1フレーズを中々歌い出さない。

「ン...😶」

「やろうよ」と若井は突っ込む。

「羨ましそうに見てる」大森は涼ちゃんに話しかける。「そこ座りなよ、特等席」

ここから長めの団欒タイムが始まった。

距離が近い元貴とひろぱ
自分のボケに爆笑する涼ちゃん

大森)どこから来たの?
藤澤)長野
大森)ありがとうね、いつでもライブおいでね
大森)どれくらい前から好きなの?ミセス
藤澤)半年前!
大森)めっちゃ最近じゃんw全然いいよw
大森)テレビで?なにで見たの?
藤澤)ヒルナンデス!
大森)自分が出たやつじゃんそれww


厳粛なバラードの最後にふざけて2分ほどの団欒を挟むのは、なんともミセスらしいというか。

「クダリ長すぎんだよ」と大森は突っ込むも、この時間を引き伸ばしているのは間違いなく彼で、この自由さも、くだらなさも、飾らなさもミセスらしい時間だった。

各公演様々なおふざけトークが観れるのは定期公演の魅力の一つなのかもしれない(?)

何にも負けないその貴方の笑顔が
悲しみで溢れることがないように

紆余曲折の末歌うことができました。

曲が終わると続いて、ステージ右のティンパニに視線が集まる。ティンパニのソロプレイが始まり、奏者さんの人柄やボケも相まって会場が和む。そして、分かる人には分かる。次にこの曲が演奏されることを。

大森に「嘘すぎるそれはw」と言わせた特大バチ

11. StaRt

定番曲でありながら一度も同じ顔を見せず多彩なアレンジで演奏されるデビュー曲。
今回もイントロから肩透かしを食らうようなアレンジでいつまでもワクワクさせてくれる。

特に2番サビの優しいアレンジが凄く良くて、9年の歳月を経て曲の新たな側面を提示されたような気になる。大森がギターを持たなかったのも特徴的だ。

StaRt

12. ケセラセラ

大森が例のギターを掛け、誰もが次にケセラセラが歌われることを察しただろう。ただ、それではつまらないのか、大森は新たな技を披露した。
腹話術だ。完成度が高く客席からも歓声が上がるも、そのくだらなさに大森は自ら失笑する。

腹話術元貴

気を取り直して奏でられたケセラセラはStaRt同様サビが落ちサビになるアレンジが施されていた。

ケセラセラ

空気は和み、感情は未だに置いていかれたままだが、幾らか気を取り戻すことができた。この時はまだ、次に披露される曲たちが何かも知らずにいた。

13. They are

会場がハッと息を飲む音が聴こえたような気がした。それほどまでに和やかな空気は一瞬で引き締まった。
2018年のアンサンブルツアー以来6年ぶりの待望の披露である。

They are

神格化されてると言っても過言ではないアンサンブルツアーのThey are。それとはまた色を異にするものだった。藤澤のピアノと生演奏のストリングスがこの曲のエネルギーを引き立たせる。

最初はソファに腰掛けて歌っていたが、ラスサビでは立ち上がってステージ前方へ。

ラスサビにかけての歌唱力・表現力が圧巻だった。いや、圧巻という言葉では片付けられないほどのエネルギーを纏っていた。まるで歌われなかった6年分のエネルギーを全て放出するかのようだ。

そのエネルギーに涙腺は負けた。再び涙腺は弛み涙が零れた。

14. コロンブス

軽快な打楽器がリズムを刻み、雰囲気は明るくなる。ダンスホールを踊る仕草を見せる大森。

いつか僕が眠りにつく日まで

前回のゼンジンと同様、客席からは悲鳴にも似た歓声があがる。先程までの荘厳な雰囲気が嘘のように晴れやかな舞台だった。

何度でも言うが、ギターを持たない大森は身体が歌っている。なんとムーンウォークまで披露するではないか。見ていて気持ちの良い小刻みな動きにこちらまで踊り出したくなる。

なぜだろう、この曲で涙が溢れたのは。

コロンブス

楽しかったし、幸せだった。あの時溢れ出た涙はどういう種類の涙なんだろうか。嬉しさや幸せや、先程までの流れや、色んなものが詰まった涙だった。嬉し涙なのだろうか。いや、名前はまだないような気がする。

コロンブス、1番といっても良いくらいに大好きな曲なんだと改めて気付かされた。

15. Part of me

コロンブスの雰囲気と打って変わって、藤澤のフルートが切なく響き渡る。

本当に僕が消えるその日まで
君に伝えておきたいんだ

ここで、感情は一瞬にして消え去り、脳内がショートした。想像が現実に追いついていなかった。

2022年の復帰ライブ、つまり3人体制となって最初のライブで初めて披露された曲。

「Part of meとか?笑」
数時間前の冗談が蘇る。冗談なんかじゃなかった。

それでもやはり冗談なのかと思った。それほどまでに状況を飲み込めていない。

Part of me

Utopiaを彷彿される照明や、大森の歩き方。あの日を思い出してありえないほど泣いた。鼻をすすって泣いていた。

そういえばUtopiaの時も鼻水を垂らしながら泣いていたな...なんてことを思い出す。

2022年7月7日、リリース直後この曲を聴いて、簡単に言うと、病んだ。あまりにも持つエネルギーが大きすぎて、自己処理することができなくて...

次の日のUtopiaのライブビューイング。観に行けないかも、とすら感じた。

その気持ちは今でも変わってないし、今でもプレイリストで流れてくるとついスキップしてしまう。

二度と披露されることはないと思っていた、あの夜だけの特別な曲。だからこそあまり披露して欲しくなかったという気持ちもあるから、ファンとはなんとも厄介なものだ。

Utopia同様、白煙に包まれて大森がステージ後方の扉に向かって歩き出す。あの日、若井に「このまま消えてしまうんじゃないか」と思わせたアウトロと大森の所作。

このままライブが終わるのかもしれないと思った。いつもは名残惜しいが、今回はそれでもいいと思った。それほどまでに満ち足りていた。

16. norn

大森が椅子に座ると、ステージは温かみのある照明に照らされる。

norn

北欧神話になぞらえるが如く、ヨーロッパ調の背景とスウェーデン語の歌詞がなんとも言えない情緒を醸し出していた。
ステージはこの時が1番美しく輝いていた。

17. Soranji

nornでかなり気持ちも和らいで、落ち着いてSoranjiを堪能できた気がする。

Soranji

ここからライブはラストスパートに突入していく。

Soranji、リリースから2年経った今でもランキング上位に入っているのが、個人的に凄く嬉しいんです。元貴も「多分流行らないよ」と言っていた曲。それほどまでに持つエネルギーは大きいし、大衆に消費される曲ではないと思った。
でも、届いて欲しかった。ミセスの根源がこの曲に詰まっているから。

届いてよかった。

18. familie

前回披露された時はリリース前ということもあり、リリースされてからは初めての披露だ。この曲は個人的にかなり好きなので、リリースされた今改めてライブで聴きたいと思っていたので嬉しかった。

元貴が自由に、楽しそうに歌っていた。
温かな曲調とペンライトの色が相まってユーフォリアを演出していた。

familie

改めて多幸感溢れるいい曲だな〜と感じた。

19. feeling

NOAH no HAKOBUNEでも最後の1曲を飾った曲だ。
familieの雰囲気を引き継いだまま、会場がどんどん多幸感に包まれていく。元貴は軽快なステップを踏み、会場はオレンジに照らされる。

最後にはアリーナ上にりんご型の紙吹雪が巻い、それがライトに照らされてユートピアを創造していた。

feeling

最後のラララは何度歌わされたか分からないほど歌わされたが、それが幸福感を演出すると共に、フィナーレを物語り名残惜しさも滲ませていた。

見たことない長さで深々と礼をするメンバーを見届けて、観客はめいいっぱいの拍手で感謝と感動を伝えた。

3人が退場する時、次はいつ会えるのだろうか、なんてことを考えた。
万が一これが最後になってもいいよう、映像越しではなく自分の目で、見えなくなる最後まで彼らを追い続けた。

アンコールはなくハーモニーは終演した。
2時間弱の比較的短いライブだったが、この満足感は何物にも代えがたかった。打ち込みが多い曲も、全てが生音で披露された。その完成度の高さ、音楽性の高さが満足感に繋がったことは間違いないだろう。

MGA on Harmony Fin.

最後に。

今回のライブ、個人的にはUtopiaに匹敵するほど泣いた。

理由の1つは、情緒不安定なライブだったこと。数年前までのミセスのライブの醍醐味は、情緒不安定さにあったと思う。自分自身そんな情緒を激しく掻き乱してくるライブが大好きだったが、Utopiaを最後に情緒が比較的安定したライブが多かった気がする。

今回はUtopia並の情緒不安定さで、自分がかつて求めていたLIVE像が眼前にあった。

そして最大の理由は、フェーズ1がグッと閉じ込められている曲たちが多かったことだ。

大好きなフェーズ2の曲の間に、大切なフェーズ1の曲たちが織り込まれていた。

このセトリを昔の自分が知ったら喜ぶだろうな。5年間ずっと好きでいた気持ちが報われた。そう強く感じた。

フェーズが変わって披露される機会が目減りした曲たち。でもフェーズ1の曲はやはりその歴史の長さに比例して聴いてきた年数も回数もフェーズ2の曲を上回る。
そしてその分思い出も、思い入れも詰まる。

今回のライブ、今の自分が泣いていただけではない。

そう、あの頃の自分が泣いていたのだ。こんな日をずっと待ちわびていた。

長かった活動休止期間もずっと彼らの曲を聴いていた。

いつかライブに行って生で聴きたいなって思いながらライブ映像を見ていた。

あの頃の自分へ。

夢が叶うよ。




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