[シーソーゲーム]Jリーグ第11節 浦和レッズvs.大分トリニータ
どうも。Kaiです。大分トリニータは、前節柏レイソルに敗れ、リーグ戦6連敗中。カップ戦を含めると公式戦7連敗中とまさに泥沼に入っていて。得点に関しても、5試合とれていない状態です。対する、浦和は前節横浜FCに勝利を収めています。
では、本題へいきます!!
試合結果
浦和レッズ3-2大分トリニータ
【得点者】
浦和レッズ
3’西
75’槙野
82’田中
大分トリニータ
24’町田
41’町田
【選手交代】
浦和レッズ
45’杉本→伊藤
60’山中→汰木
69’武藤→興梠
69’関根→田中
96’小泉→阿部
大分トリニータ
58’伊佐→高澤
58’小出→刀根
65’松本→井上
65’香川→高畑
76’小林成→長沢
スタメン
スタメンは上図の通りです。浦和は、前節のルヴァン杯から9人入れ替えてきました。カップ戦は主力選手を温存した浦和、スタートには、前節2ゴールあげた好調の杉本が名を連ねます。対する大分も、前節のルヴァンカップから7人の入れ替え。GKは、高木ではなく、前節安定したパフォーマンスを発揮したポープウィリアムがJ1初スタメン&初出場です。お互いに、過密日程のなかでうまくターンオーバーしながら、戦ってきているような印象です。
逆転
開始からわずか3分で浦和が先制します。小泉のロングボールに反応した杉本が前線で起点を作り、杉本が落としたボールを内側のレーンで受けたSBの山中が、逆HSの西へ浮き球のボールを送ると西がダイレクトで沈め浦和が先制します。ます、小泉のボールも素晴らしいですが、前線で起点を作った杉本が素晴らしかったなと。杉本が流れた位置で受けることで大分の選手の意識は杉本にいき、中央が手薄になりましたし、SBの山中が内側のレーンをとったのもリカルド監督らしいですし、ゴールを決めた西もなんでそこにいるんだっていう。(笑) 両SB が内側のレーンにポジショニングし、大分としては、捕まえきれなかったかなと。SBからSBといきなり、出鼻を挫かれてしまった大分。5試合連続無得点で、絶賛得点力不足中の大分としては、先制をとられてしまいいきなり厳しい展開となってしまいます。ただ、大分もすぐに立て直すことに成功し、得点をとるべく浦和ゴールに迫ります。まさに今シーズンで一番の出来。選手間の距離と立ち位置が素晴らしく大分らしいフットボールで。浦和は、守備時も4-4-2なので、幅を使ってサイドで数的優位を生み出し、サイドを崩すこことに成功します。サイドを崩したことにより、浦和の選手も明確にサイドを警戒していて、逆に中が空き大分はサイドと思わせて中から攻めることを意識していたと思います。また、CB中央を務めた坂は中にボールをつけれますし、一発で局面を変えることの出来るフィードも持っているので、坂がいるいないで大分のサッカーは全く違うなと。あとは、怪我なく鉄人になってくれれば最高です。(笑)
大分は、失点するも徐々にペースを掴み、24分についに5試合ぶりの得点が生まれます。左サイドで小林成が三竿に一旦ボールを預けると、三竿は運び浮き球でSBとCB間を抜け出した小林成にボールを送ると、小林成が折り返し伊佐が競ってこぼれたボールを下田がおとすと、町田がダイレクト左足を振り抜くと槙野にディフレクションし、ボールはネットに吸い込まれ同点に追いつきます。5試合得点がなかった大分は、ようやく待望のゴールを決めることに成功します。また、起点となった小林成のSBとCBの間を狙ったランニングが素晴らしかったなと。この試合、両シャドーで、CBとSBの間を明確に狙っているように思えますし、それが功を奏した形で、点が取れたのは非常に大きいなと思います。
同点に追いついた大分は、41分についについに逆転することに成功します。大分の選手が高い位置から圧をかけ槙野に蹴らせ、坂が回収し下田へ。下田が縦パスを送り、町田が中央へ侵入するも、コントロールがうまくいかず槙野にディフレクしションしてしまいますが、ボールは再び町田のもとに転がり、すかさず町田が右足を振り抜き、ゴールネットを揺らします。大分は、今シーズン初の逆転!ここまでの無得点試合の鬱憤を晴らすかのように町田也真人が立て続けにゴールを決めました。
前半終了間際にも、相手のミスからボールを奪いショートカウンターのような形から町田が中央の小林成へ縦パスを送り、小林成が左足でシュートを打つも枠の外。
そして、大分は1点リードした状態で、前半を終えます。
後半、大分は逆転した勢いそのまま3点目を狙いにいきたいところですが、浦和も後半開始から動き、杉本にかえて伊藤を投入。中盤を厚くし、小泉を一列上げます。
前半は、大分のインテンシティ高い守備に攻めあぐねていて、外回りの攻撃が多くなってしまっていたので、後半開始からの修正は流石だなと思います。
後半は、浦和がペースを握る展開となり、大分は58分に小出にかえて刀根、伊佐にかえて高澤を投入します。小出は、イエローカードを1枚貰ってしまったのでそれを考慮しての交代かなと思います。そして、中央を務めていた坂を右にスライドし、小出と変わった刀根が中央へ入ります。また、浦和も60分にSBの山中を下げ、汰木を投入し、明本がSBに。69分には、武藤にかえて興梠、関根にかえて田中達也。積極的に選手を交代し、圧をかける浦和。大分は、前半に比べると、少し受け身になってしまい押し込まれる時間帯が続きます。そして、75分についに同点に追いつかれてしまいます。セットプレーのこぼれ球を拾った小泉のアーリークロスに槙野が押し込み同点に追いつきます。小泉のボールの質がえげつなくて。(笑)
このゴールにより、ゲームはまた振り出しに戻され、依然として浦和ペース。大分としては、とにかく連敗から脱却したいなければばらないので、引き分けにでもできればというゲームでしたが、浦和の猛攻は止むことなく82分に浦和に逆転を許してしまいます。浦和が自陣からテンポよくパスを繋いで大分のプレスをかわし、明本が運び、中央へグランダーのクロスを送ると、小泉が触れポープが弾いたボールを田中達也が押し込み浦和が逆転。浦和の大分のプレスを剥がしたパスワークも見事でしたし、明本の推進力も小泉もあの時間帯でも落ちないですし。(笑)そして、極めつけには逆サイドからスプリントした田中達也が決めるという素晴らしい攻撃。あれぐらいスピード感ある攻撃を大分もやっていけるようになりたいですし、うまい選手が走るチームは強いなと。走れる天才がこの試合の命運を分けたような気がします。
大分は、逆転されてもう後がない状況で、とにかく攻めるしかない中で、チャンスを作りますが、守護神によって阻まれてしまいます。終了間際、神戸線以来復帰した長沢のヘディングも守護神西川が神がかったセーブでチームを救い、試合は浦和の勝利。大分は、5試合ぶりに得点はとることができましたが、勝ち点はとれず、7連敗となります。。
5試合ぶりに狙った形から得点が取れたことはとてもポジティブなことですが、やはり結果がついてこないと、選手たちもメンタル的にきついでしょうし、どこかできっかけを掴みたいですね。
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