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【月刊】創作レポート|2024年10月に制作した7作品を紹介+α
今月も書きます、創作レポート。10月の制作数は7作品。最近にしては、少しばかり多めでした。今回のポイントは、なんといっても「コラージュ」でしょうか。手数が多い系コラージュではなく、少ないパーツをシンプルに組み合わせた作品をいくつか作りました。
コラージュといえば、これまでの創作活動の中で最も長い時間を費やしている手法です。近年はあまり使っていない手法とはいえ、いつでも帰って来れるホーム感があります。(それくらい長いこと、切ったり貼ったりして沢山の作品を作りました)
そしてこの先、コラージュ作品がちょこちょこ増えそうな予感がしています(あくまで予想の範囲ですが)。内容的には、ヴィンテージマガジンや古書などの紙物素材と抽象画を組み合わせたもの。コラージュ期(2012〜2020年)とペインティング期(2020〜2024年現在)を組み合わせるようなイメージです。
この構想は、ずいぶん前からぼんやりと頭にあったので、そろそろ実行してみよう、という感じです。
それでは、作品紹介へ。
1.『Untitled』
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Untitled, Watercolor on paper, W:22.6×H:15.8cm, 2024
今にも消えてしまいそうな水彩画。ただただ、思いのままに線を描いていたら、こんな感じに仕上がりました。完成後、「あれ、思ったよりも色が出てないなー」って思ったんですけど、すぐさま「それもなんか良くない?」っていう都合のいいもう一人の自分が現れて、「それもそうだね」とあっさり納得したのでした。
2.『Untitled』
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2枚の絵を組み合わせた作品。実は、どちらも元々はボツ絵なのですが、絵の中の一部分だけ使える箇所あり。その結果、「使える一部分を組み合わせた作品」となりました。コラージュ感覚があると、一見ボツ作品でも、活かし方の幅が広がります。
3.『Untitled』
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これも2枚の絵を組み合わせた作品。上の部分は最近描いた水彩画の一部。下に部分は確か、2年くらい前のアクリル画の一部。素材も時期も気にすることなく、組み合わせてみよう。
4.『Untitled』
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3枚の絵を組み合わせた作品。真ん中の青い絵は、いつだかのクレパス画。両端は最近の水彩画。それぞれ単体ではボツ絵だったけれど、組み合わせたらなんか良い。人間と同じように、活躍できる場所が必ずどこかにあるのかもしれない。
5.『Untitled』
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久しぶりに使いました、ヴィンテージマガジン。3パーツの一番下、ちょこっと見えてる部分だけ水彩画です。異素材の組み合わせ、ちょっくら取り組みます。
6.『Untitled』
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実は近年、作品に「目」を使うことを避けていました。コラージュ期の後半は、目を隠した作品が多いはず。目ってとにかく強いので、出すか出さないかで作品の雰囲気がガラッと変わるんです。コラージュ期の後半は、より抽象的なものを好むようになっていたので、強すぎる(具体的すぎる)目をなるべく避けていました。
なので、久しぶりに目を使った作品です。抽象画と組み合わせてみました。思いのほかしっくりきているので、今後の自分は使うかも?
7.『Untitled』
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この絵はコラージュに使えません。この状態がすごくいいから。使ったら使ったで良い感じになると思うけれど、この状態がベストな気がする。そういうのは、そのままで。一番輝ける場所、状態を見極める力が必要ですね。
「2024年10月」の創作レポートは以上です。ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また次回!
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