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自分の中に、1本の木を。【今日のトゥデイ|028】

羨ましいなあ、と思うことがあるんです。自分の中に1本の木を育てている人のことを。

1本の木とは、自分の趣味・関心・興味・得意・特技なんかが、木の根・幹・枝・葉として、しっかりつながっている状態。

たとえば自分が、「サッカー」が大好きだとして(実際に好きだけど)、サッカーという太い幹がまずある。その幹から伸びているたくさんの枝が、「サッカーを実際にプレーすること」だったり、「サッカーを観戦すること」だったり、「サッカー漫画を読むこと」だったり、「サッカーゲームをプレーすること」だったり、「推しのサッカーチームグッズを収集すること」だったりする。

で、それぞれの枝だけで、どうにかなろうというのはなかなか大変じゃないですか。別に、どうにかなりたいと思っていなければいいんですけどね。どうにかなる、っていうのはこんなことです。

「サッカーを実際にプレーすること」→「サッカー選手になる」
「サッカー漫画を読むこと」→「サッカー漫画を描く漫画家になる」
「サッカーゲームをプレーすること」→「サッカーゲーム専門のプロゲーマーになる」

みたいな。


枝だけ見ると、競合も多そうだしなかなか大変そうです。じゃあ、自分の別の特性を活かして組み合わせてみよう。何かと何かの掛け算によって、より独自性(オリジナリティ)を出そう。これが「葉」の部分。

よし、自分は文章を書くことが得意だから、「サッカー小説を書こう」「サッカーライターになろう」みたいな流れが自然です。自然に育っている木です。


そして、現実に戻ります。自分の場合、この自然な木が育たない。木の各部位のつながりが悪いというか。たぶん、このエッセイだって、アートに関する内容を毎日書いていたほうが、1本のしっかりした木になると思うんです。(特定ジャンルの深掘りによって、それを必要としている人に刺さりやすい)

でも残念ながら、アートのことを書きたいって思う自分がいないのよ(たまーに書くけど)、これが……
そういった、チグハグさみたいなものを昔から感じてる。(この話に限らず)

だからね、自然に1本の木を育てられている人、羨ましい。


今日も、おはようございます。
「根」の部分も何か表現できたらよかったんだけど、タイムオーバーです。てへ。



【今日の一枚】

梅ヶ瀬渓谷

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