ケサランを探しに

みなさんは幼いころ

どのような遊びをされていましたでしょうか？

私は田舎に住んでいましたので

缶蹴りやドッジボールをメインに

そしてUFO探しやツチノコ探しをサブに遊んでました。

家の近くに小さな山があったので

そこでUFOやツチノコを探していたのですが

ある日 友達がケサランパサランというのがあるらしい

という情報を持ち込んできました。

ケサランパサランとはなんぞやというと

空からふわふわ舞い降りて

見つけた人や飼い主に幸運をもたらすという

白い毛玉あるいは白い綿毛のようなものです。

早速友達と近くの山に入って

ケサランパサランを探しましたが

一向に見つかる気配がないので

もう帰ろうかと思っていた時

友達が「これじゃね」と

白い物体を持って来ました。

それはどう見ても

ちょっと大きめの植物の綿毛だったのですが

「やった〜見つけた〜」と喜んでいる友達に

そのような現実的なことを言うのは

ちょっとあれだったので

「見つかってよかったじゃん いいなぁ」

と言いながら山を降りて家路につきました。

友達は大事そうに

その大きめの植物の綿毛らしきものを

家に持ち帰っていましたが

その後どうなったか聞けないまま

私は親の転勤でその地をあとにしました。

今頃その友達はどうしてるのか

ケサランパサランは順調に育っているのか

とても気になるところです。