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洗濯の流儀

唐突だが僕は洗濯が好きである。

どよーんとした洗濯物が
洗濯機の中でキレイになって
太陽の光を浴びて生まれ変わっていく過程が
好きなのかもしれない。

僕の家は大家族なので
洗濯の回数も1回で終わらないことが多い。

ただでさえ洗濯物が多いのに
子ども達(成人済み)はシャワーを浴びた後
タオルを3枚も使ったりするので
必然的に洗濯物の量も増える。
(せめて2枚でお願いしたい)

そこで、まず洗濯物が洗濯機の中で
ギリギリ回る量の見極めが重要になる。

これを間違うと洗濯物が洗濯機の中で回らず
水浸しの洗濯物を洗濯機から取り出すという
泣きたくなるような作業が発生するので注意が必要だ。

洗濯物の量の見極めが完了したら
あとは洗濯機のスタートボタンを押して
出来上がりを待つのだが
僕は出来上がり時間をiPhoneのタイマーでセットしている。

一応洗濯が終わったら洗濯機から完了音がなるのだが別室にいて聞こえないことも多いのでいつもそうしている。

洗濯が完了したら、洗濯物をテーブルに運んで仕分け作業をする。
僕の場合、下着靴下ハンカチ類、タオル類、
薄手の衣類、厚手の衣類
のだいたい4種類に分別する。

子ども達の下着や靴下はほぼ100%裏返っているのでまずそれをキレイにする。

当然シャツやズボンも裏返っているのでそれも直す。

それが終わったら、それぞれ種類ごとにハンガーにかけていく。

僕は外干し派なので、雨の日以外は外に干している。

一応洗濯機には乾燥機能も付いているのだが
出来上がりの臭いが独特で使っていない。
(メーカーの方はぜひ無臭の乾燥機を開発していただきたい)

洗濯グッズも自分なりにこだわっている。
洗剤、柔軟剤、首回りが広がらないハンガー、
コンパクトで大量に干せるタオルハンガー等々。
今は「洗たくマグちゃん」という商品がすごく気になっている。

突然だが、僕の家族は僕以外基本的に大雑把である。

なので、たまに家族に洗濯物をお願いすると
シャツやタオルをきちんとシワを伸ばさず干していたりして「あぁぁぁぁぁぁー」ってなる。
(もちろん靴下、下着、シャツは裏返ったまま)

だから、よほど体調が悪かったり、忙しかったりしないかぎり家族には頼まない。

よく奥さんが旦那さんがキッチンに入るのを嫌がる
という話を聞くが、なんとなくその気持ちわかる気がする。

ずっと洗濯をやっていると
自分の流儀みたいなのが自然にできてしまって
それを崩されるのがなんとなく嫌なのである。

おわり

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