TKMT / 信仰のない統一教会2世

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「たった」一文の翻訳の剽窃でも、謝罪文掲載&リコール問題になりニュースでも報じられる。剽窃疑惑を指摘された櫻井義秀氏と中公新書はどうする?

 先日、このような記事を公開した。  上の記事において、櫻井義秀『統一教会』(中公新書)において、個人ブログの翻訳を剽窃したことが強く疑われる内容を記した。  それと関連して、研究者による翻訳の剽窃問題について調べていたら、過去に以下のようなことがあった事実が判明したので紹介したい。  映像人類学を専門とする多摩美大学教授の港千尋氏が、2019年10月に出版された『AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき』(美術出版

    • 櫻井義秀『統一教会』(中公新書)における翻訳の剽窃疑惑とその他の問題点について

       昨年3月。信頼と実績のある老舗のレーベルである中公新書から、『統一教会』という簡明かつタイムリーな題目の書籍が出版された。著者は、本邦における統一教会研究の第一人者の櫻井義秀氏である。「あとがき」によれば、櫻井氏は2012年に本書の執筆を依頼され、2022年7月の安倍元首相銃撃事件を受けて、中公新書のほうから新書の完成を促され、脱稿に至ったという。  その分野の最高の権威を誇る学者が十年の歳月をかけ書き上げた本書が、中公新書から出版された反響は大きく、朝日新聞や沖縄タイムス

      • 紀藤正樹弁護士と、監禁教唆の宮村峻氏との関係を示唆する資料5点

         本記事では、タイトルの通り、紀藤正樹弁護士と、監禁教唆をしたとされる宮村峻氏との関係を示唆する資料を5点紹介したい。なお、資料内の太文字、赤線、マーカーは全て筆者TKMTによるものである。  本題に入る前に、宮村峻氏が関与した事件について簡潔に説明しておく。  1995年9月から2008年2月にかけて、統一教会信者の後藤徹さんが脱会説得のために家族らによって、逮捕(拉致)されマンションの一室に監禁される事件があった。この12年5ヶ月に及ぶ監禁は、後藤徹さんが原告となった