バンドの世界にハマったきっかけをくれたミセスと高校時代
私の世界はバンドによって彩られている。
生き甲斐がそれしかない。インスタのリア垢のbioには"良くも悪くもライブだけの人"と書くくらい。
この世のバンドマンのおかげで生きれてるところもある。それでもきっかけはほんの些細なことだった。ラジオから流れてきた1曲が人生を変えた。
そのバンドがMrs. GREEN APPLEだった。
流れてた曲をラジオ局のプレイリストで調べたらStaRtだと分かった。メジャーデビューして数ヶ月も経ってない彼らの曲に心を奪われた。その時はStaRtしか聞いていなかったが、その後発売されたTWELVEに度肝を抜かれた。あのアルバムは簡単に言うと「世界は美しくも汚い」。そんな感じのアルバムだと自分は思っている。
HeLLoという楽曲のサビでは
最後のサビでは
なんて歌っている。パブリックなんて本当にやばい。
こんな歌詞を高2で書いてることに驚く。一体普段何を考えて生活してたんだろう、、、
今じゃ明るい晴れやかな楽曲イメージが強そうだけど、リアリティがある生々しい歌詞も魅力だった。Mrs. GREEN APPLEの虜になっていた。
初めて彼らのライブ行ったのはラジオで知ってから1年半ほど経った時だった。2nd アルバム『Mrs. GREEN APPLE』の発売もあったMGA MEET YOU TOURだった。もう6年も前で詳しいことは思い出せないけど、とにかく楽しくて少ないお小遣いでなんとかライブに行き続けてた。
長々とミセスとの出会いを書いたけど、これだけじゃbioに"良くも悪くもライブだけの人"と書くだけの残念な人間にはならないんすよね。
まぁ学生時代が割とどん底でした。いじめとかは全くなかったけど。少し中学時代の話すると剣道をとにかく頑張って県大会でベスト16くらいまではやってました。高校選びの決め手は公立で自分に合う偏差値でかつ、剣道を指導できるところにしていた。3つ偏差値が合うとこの中から剣道を指導できる顧問が唯一いた高校に若干偏差値的に背伸びだが勉強して入った。しかし公立高校、入学前にその顧問が異動になった。笑
高校選び1番の決め手だったものが手から溢れていった。なんとかやってみたけど、周りは自分みたいに県大会上位を目指してやってきた人たちでは無いから専門の顧問無しにはどうにもできなかった。結果高2で部活を辞めた。じゃあ学生生活を満喫できたか?
背伸びでなんとか入った高校だから成績は下から2,3番目。行く意味が見出せなくなった。クラス分けが絶妙に微妙で馬の合う友達もいなかった。
つまり音楽しか自分の居場所が無かった。ライブの会場にいると自分がここにいていいんだって思えた。それがさらに音楽の沼に自分が落としていった。ある人はミセスとかは音楽をわざわざ選択して聞くことができる人たちの音楽って言ってたけど、そんなことはない。あの時の自分には音楽しか居場所がなくその中心にいたのは間違いなくMrs. GREEN APPLEだった。大森元貴の醸し出す悲壮感やそれでも僕たちが生きるこの世界は良いとこもあるって言ってくれているような楽曲に救われた。高3では2年の12月から始めたバイトにやりがい感じたり、成績も上昇、音楽好きな友達もできて楽しい1年を過ごせてた。それでもミセスのライブは生きる活力であり続けていた。大学受験を終えて行ったライブではREVERSEで泣く要素ないのに涙が溢れた。
高校1年のときは「ミセスグリーアップル?知らない笑」と鼻で笑われたけど、19年のロッキンではグラスステージにたくさんの人が集まっていて、号泣して周りの大人を心配させていた。フェスに行くようになったことでさまざまなバンドを知り、それらも私の生活の一部分になった。一部というより私の全てですね。
いまは他のバンドが1番になってしまったけど、それもはじめにMrs. GREEN APPLE7に出会ってなかったら多分出会えなかった。
バンドにハマるきっかけをくれてありがとう。辛かった高校時代を支えてくれてありがとう。
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