京都。初春の週末。
京都へ、若年の方に最近の京都事情のガイドを依頼しつつ調査行。当然ながら、外国人観光を中心に混雑。
市バスでは「大きな荷物を車内に持ち込まないように」との掲示はあるものの、現状では致し方ない面もあるだろうが、外国人観光客は一際大きなスーツケースを持って乗車している。
このあたり、京都市民へのマイナスの影響は小さくないと考える。
大型荷物を含めた車内混雑、それによる遅れは、日常になっている。
例えばマイナンバーなどを利用して、京都市民の市バス乗車は低額化し、市外からの観光客には現行の市内定額料金を2倍にする、あるいは大型荷物料金は新設するということも考えられるだろう。
さらに、バス乗車口を工夫して、特に必要な時以外は大型荷物を持ち込めないような構造にするということも一案かもしれない。
観光客の乗車料金の値上げにより、利益を増加させることができれば、主要バス停での案内などをより充実させ、トラブル回避に努めることもあり得るだろう。
大型荷物については、例えば、ホテル(あるいは集約し、徒歩によりホテルに向かうことが可能な荷物格納場所)と市内鉄道駅間に、荷物専用シャトル便を運行させて、観光客の利便を図るとともに、多くの人がスムーズにバス乗車できることも期待される。
抜本的にはバスではなくLRTの整備も十分に視野に入るのではないか。
現在、地下鉄や私鉄の路線は市内を十分には網羅できていないなかでのトラフィックの増大が起きている以上、観光税の増額等による整備も検討されてもいいと考える。
京都では、ガイドからの「最近注目されている」とのアドバイスに従って、着物を中心とした古着屋「戻橋」を訪問。京都でなくてはならないわけでもないが、京都らしさという点で面白い店舗だった。
数千円〜数万円の商品もあるが、訳ありの商品が一品500円で購入できる。
また、古い写真などや医療用具、などなども扱うことで、商品の展示に「古色」が用意され、その周到に準備された「雑然に見える」狭さも価値となっていた。
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