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XF35mm F2R WR

だいぶ間が空いてしまったが、前回のXF90mmに続いて第二弾。

一番付き合いの長いレンズがこれだ。X-T2購入と同時に、XF35mm F1.4Rから置き換えた。財布に余裕がなかったので、システムを防塵防滴で揃えるためには仕方がなかった。

閑話休題。
このレンズの特徴は何と言ってもコンパクトさにある。XF35mm F1.4Rが大きいということはないが、口径が小さいのでX-Proシリーズの光学ファインダーでも視界が良好だ。もちろん描写性能を犠牲にしているわけではないが、F1.4との表現力は開放F値や最短撮影距離で変わってくる。

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F1.4は柔らかい写り、F2はカッチリした写りだと言われているが同じ被写体を撮り比べなければそこまで気にならないのではないかと思う。

35mm換算で約52mmのいわゆる標準レンズだが、最近はスマホのカメラの影響で広角気味の焦点距離が多くの人の標準になりつつあるらしい。50mmくらいの焦点距離は注視しているときの視界に近く、35mmくらいでは漫然と見ているときの視界に近いという。

どちらを標準に選ぶかは好みの問題だろう。何なら鳥撮り専門の人は300mmくらいが標準かもしれない。この焦点距離に決めた理由は、写真の専門学校などで換算50mmとモノクロで1年下積みをするというプロの投稿を見たからだ。

50mmは扱いによっては中途半端な画角らしく、難しいらしい。確かにもっと引きで撮れれば、もっと切り取るようにできればと感じることは少なくない。

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しかし裏を返せば使いこなせるようになれば大概のものは撮れるとも言える。このボディとこのレンズだけあればそれでいい、なんてなかなかにカッコいいじゃないか。というのが使い続けるモチベーションだった。

今ではおおよそどの範囲を写せるか、ファインダーを覗かなくても見当をつけられるようになった。これは他の単焦点でも同じだが、こうなると逆に近い画角のレンズ、特に単焦点を使いにくくなる。それ故23mmのF2が出たときも全く食指は動かなかった。

いい写真、にはまだ程遠い。それでもまずこの1本と決めて使い続けたからこそ得られたものはあるし、何より足を使って撮る楽しさがわかった。35mmである必要は全くない。自分にとっての標準レンズを単焦点から選ぶことができれば、撮影は今以上に楽しくなると思う。

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takahasu
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