FUJIKINA 2019
愛用している富士フイルムのイベントが晴海で行われるということで、来場宣言をしてフォトウォークにも申し込んだ。以前参加した2017は平日夜の開催だったため退勤してから猛ダッシュをしたが、今回は土日なので余裕がある。と思っていたら予定より1時間寝坊する不始末。
FUJIKINA 2019の一番の目玉イベントは先日発表されたGFX100のタッチ&トライだろう。1億画素の中判(富士フイルムはラージフォーマットと呼んでいるが)センサーに手ぶれ補正と、全面に配置された像面位相差画素とX-T3と同じプロセッサーを搭載することで瞳AFに対応という頭の悪い(褒め言葉)モンスターマシン。
まあボディだけで120万するので俺には全く縁がないのだが、タダで触れるなら触ってみたい。と考えていたが、先にギャラリーから回った。いくら中判センサーの大きさでも1億画素も詰め込んだら高感度ノイズが酷そうだとか、どうせ四隅は画質劣化してるだとか予想していたので出てくる画が気になったのだ。
作品を見た結果後悔した。買わない理由が値段以外にない。IYHerの至言に従うなら俺はこれを買うしかないことになる。
まず四隅の画質低下は分からなかった。もちろんレタッチはしていると思うが、RAWを弄ったにしても耐性が高すぎる。最適な鑑賞距離を無視して30cmくらいまで近寄ったが、木の幹や家具の木目、飛び散る水飛沫をしっかり描写している。動画も凄まじく、壁面に流している花のタイムラプスは2m以上離れていても房に生えている産毛が見える。
期待を胸にタッチ&トライコーナーへ行くと、各種GFレンズが装着されたGFX100がズラリと並んでいた。最初に手に取ったのがGF110mmだったのが良くなかった。富士フイルムの中望遠がどれほどのものかはXF90mmで分かっていただろうに。
データの持ち帰りもできたが、あえてSDカードを入れなかったのは正解だったと思う。撮影した写真をボディで再生し拡大表示してみると、モデルさんの化粧のノリがはっきりと分かった。瞳AFの動作も量販店で触ったX-T3と同じように感じられた。
デメリットとしては縦グリ一体型ということくらいなのだが、持ってみると縦グリをつけたX-H1を一回り大きくしたくらいで丸一日手に持って動き回るのは厳しいにしても、カメラバッグに入れて持ち運ぶのは許容範囲内という印象。
むしろこの記事を見るとセンサーサイズとのサイズ比では小さく見えるくらい。もうこいつ1台でいいんじゃないかな。120万をマップカメラの60回分割で買えば約2万/月か、と考えるくらいにはヤバイ。
フォトウォークやNISSINさんから聞いたことは長くなるのでまた別に書く予定。
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