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どうやら37歳がやってきたようだ。

みなさんご存知の通り。ぼくにもこの日がやってきた。

最強の寒波もやってきた。

1月24日。
強制的に37歳にさせられた。

特に望んではいないが、どうやらこれは逃れられないらしい。

また一つ歳を重ねることになった。

もちろん独りで。

なにか大きな変化があるのかといえば、特にない。
結婚とか大病とか。
大きなプラスもマイナスも特にない。
静かに体への重しだけがプラスされている状況だ。

一つあるとすれば、金銭的な部分ではずっとギリギリの綱渡りが続いているということだけが事実としてある。
そんな37歳をスタートしてみた。


英会話教室を引き継ぎ、丸2年。

子どもたちに新しい経験をプラスできた自負はあるし、成長を感じられるシーンも増えてきた。

やりがいのある仕事でもあるし、これからもずっとこの業界に居続けたいなと思う。

ただどうだ。

お前はどうなんだと。

いつも問われている気がする。

子どもたちの成長スピードはとてつもない。

早ければ数ヶ月で圧倒的な成長を見せつけてくる。

そして、問うてくる。

「お前はどやねん。」と。

正確には勝手に感じているだけだが、たぶん小声で言ってる(気がする)。


この2年間。確かに事業は少しずつ回復してきた。

毎日ゲロをはきそうな時代から、呼吸できるくらいにはなった。

少し安定し始めた今、お前は成長できてるのかと。

改めて問うてみたが、やはり答えはNOだ。

子どもたちに「成長」を促す前に、お前の「成長」はどこにいった。

「何を自分棚にあげとんねん。お前もやらんかい。」

そう言われている気がする。いや、小声で言われている。


そしてぼくは配信を始める。

名前は「らっきーべあ」。
あらきなので「らっきー」で、太っているので「くま」。

ぼくを表すにふさわしい、考え抜かれたイカした名前であることは言うまでもない。
イラストも描いてもらって万全の態勢でスタートする。

主戦場はゲーム。

Twitchというプラットフォームで生配信しながら、YouTubeなんかもやってみたり。

うまいとかではないけど、とりあえず楽しくやってみようと。

そう決めてみた。

これが成長なのかと問われればそんなことはないが、一つ自分の心地よい居場所から外れることにはなる。

新しいことへの挑戦には、そこからまた見える景色もあるだろう。

違うつながりも出てくるだろう。

「なんやゲームなんて」という考えにもちょびっと反抗してみたりもするだろう。


ぼくらの世代はどうしてもゲームはできるだけやっちゃダメなものとして育ってきた背景がある。

良い部分も悪い部分もあるものを、どちらもフラットに見ていたい。

36歳の時に20年ぶりにハマったオンラインゲームという文化でちょっと遊んでみたいと。

そんな気持ちで今週からスタートする。

フォロワーとか同時接続人数とか、またゼロからスタートすることにはなるが、とりあえずめげずに38歳になるまではやってみようと思う。

「お前まあまあ成長してきたやん」と大声で言ってもらえるように。


これを機にみんなもゲームしてだらだら喋りながらやれればいいななんて思ってみたり。

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