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法政大学T日程の現代文【大学入試現代文analyze㉛】

〇前回の分析

〇マクロ分析【問題構成など】

・年度別の得点分析

法政もデータはある程度公開してくれている大学である。

ここからわかるのは、
合格者最低点が65~70%程度であるということである。正解すべき問題を正解すれば到達できるラインと言えるだろう。

・設問別分類

・【分析】

①第一問で語彙・知識事項が独立して出題される
②文章問題は選択肢問題が中心
③文章問題では両問とも記述が出題される

〇ミクロ分析【文章/設問の分析】

<文章>

大問2

大問3

【分析】
・文章量 : 標準的
大問1と2の合計で7,500字程度。読み切るのにに苦しむ、という分量ではない。

・文章の傾向:人文学系統?
→哲学を中心とした文章が多い。そこまで強固な傾向はないと言える。

<設問>

【空欄補充】
全体的に語彙力がないと対応できない問題が多い。

【選択肢問題】

<換言問題> 62%
<理由説明> 24%
<内容一致> 14%

→ 基本的には定義語換言が多い。ただし、年度によるバラツキも大きい。作問方針に一貫性がないのかな……。

【記述問題】
・私大の中ではやや難しい。いわゆる「本文箇所を抜き出してツギハギ」というような簡単な作業では出来ない。設問指示を守ったうえで解答根拠を確定させることから始めよう

〇対策法

・想定時間配分

試験時間:60分(現代文のみ)
→文学部日本文学科のみ90分で古文漢文あり。

・解答作業について

文章を読みながら解くことを勧める。頭からガンガン解いていくことをおすすめする。

・タテ?ヨコ?

タテ過去問を古い年度まで掘り下げて実施)でいいだろう。ただし、出題傾向はやや変化する可能性があると考えておいていいだろう。


以上。次回は明治大学情報コミュニケーション学部の分析です。


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武川 晋也
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