【受験虎ラム①】オープン戦と模擬試験
〇勝手にコラムを始めます
これまでも学校教員の方々向けにコラムなどを定期的に書いてきたのだが、もっと自由に、そして(阪神タイガースのネタに)振り切って、かつ教育関連のコラムを書きたいんや(勝ちたいんや cv星野仙一)という思いをこのnoteで形にしてみようと思う。
あ、もし、阪神タイガース×受験でコラムを書かせていただける奇特なメディア媒体がございましたら是非にお声掛けください。喜んで書きます。それまでこのnoteで勝手に連載しておきます。
〇オープン戦開幕……からの5連敗。
さて、時は3月初旬。春季キャンプが終わり、オープン戦が始まっている。この記事の執筆時点では目下5連敗中である。キャンプ中の練習試合はそこそこ勝っていたけれど、オープン戦に入ってからは未勝利である。もちろん最下位だ。
一部の阪神ファンはピーピー騒いでいるが、個人的には何も気にしていない。いや、「何も」は嘘か。新戦力として期待される井上広大(高卒五年目)や野口恭祐(大卒2年目)が全く結果を残していないことや、控えの捕手陣である栄枝、藤田あたりがパッとしないことは残念だ。彼らは結果を残さなきゃならないからね。
しかし、チームの勝敗は特に気にしていない。
それは現場の指揮官も同じのようで。オーン
〇練習と本番はちがうもの
先述したまだまだアピールが必要な若手にとってはオープン戦は死にものぐるいの戦いである。そらそうよ。それで開幕一軍に入れれば選手としての格は上がる。もっと死にものぐるいで結果を出して欲しい。
しかし、チーム全体、そして主力選手からすればオープン戦で優勝しても1銭にもならない。そして、オープン戦の成績はシーズンの成績ともさして関係性はない。
そこら辺を岡田監督はもちろん理解されているのではないだろうか。試合後のコメントも鷹揚に構えたものが多い。
オープン戦と開幕後のリーグ戦の違い。これは受験における模擬試験と入学試験の違いに類するものと言える。
〇模擬試験をどう捉えるか
模試の数値は突き抜けてしまえば、ある程度本番の試験とも相関性がある。特に特定の学校に関する模試であればその相関性はある程度高いものとなる。(低いならそれは作り手側の問題だ。)
しかし、「ざっくり」と力を測る総合模試的なものは中学〜大学受験まで、参考にはなるが結果を完全に保証するまでの確度はないと断言できる。(だから私自身も東進で関関同立の現代文講座を作ったりしているわけだ。)
それぞれの学校にはそれぞれの特徴があり、それに合わせた対策をすることで合格の可能性は上がる。
だから、模試通りに結果が出なくて……というのは、なにも対策をせず模試の数値だけを信じていたのならば当たり前のことなのだ。
では、模試は意味が無いのか?
〇模試を正しく活かす
もちろん模試不要論を唱えているのではない。むしろ模試の結果をとおして自分の得意不得意を把握し、志望校に向けた勉強に繋げなくてはならない。SNSに自慢気に成績表を貼るのが模試の意味ではないのだ。
そして、入学試験の本番というのは模擬試験とまったく違う緊張感に包まれる。その違いを意識しながら模擬試験で如何に本番を見据えた受け方ができるか、が大事なのだ。ここらへんは模試シーズンが本格化してきた辺りで再度触れておこう。
課題を持って模擬試験を受けて、そこで失敗したとしても、それを反省する。上手くいったら自分の試験を受けるサイクルに組み込む。そして、次の模試に活かす。
ちなみに、我が阪神タイガースの近本光司は「(オープン戦では)空振りを意識したい」と言った。もはや常人には理解できない域だが、彼にはオープン戦という「模擬試験」で試したい課題なのだろう。
これは受験にも通ずることである。
それではまた来週。
※毎週月曜日更新予定
お仕事依頼はこちらまで
→ take-river0603@outlook.jp