【利益は5つある】
今日は利益は5つあるをテーマに書きたいと思います。
お付き合いください
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利益の分け方
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まず「損益計算書」ってご存知ですか??
損益計算書は『1年間の利益(会社の成績)を把握することができる書類』です。その損益計算書には5つの利益が存在します。
①売上総利益(粗利益)
売上から原価を差し引いた利益
②営業利益
①から人件費、家賃、水道光熱費などの固定費を差し引いた利益
③経常利益
②以外で発生する収入 ※保険収入、まかない代など
④税引前当期純利益
③とは逆で、臨時的に発生した収入と支出を計算した利益
⑤当期純利益
税金を差し引いた最終の利益
特に①~③が業績を把握するのに大切な部分なので、理解しておいた方が絶対に良いです。
ここから売上改善や営業スタイル、スタッフの人数、メニューなど様々な判断材料を得ることができます。
開業時はそのデータがないのでオープンしたら売上データを月毎、日毎で比較しつつ現状を把握していくといいと思います。
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利益改善の手順
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じゃあ改善するのに何から手をつけたらいいの?となりますよね。
単純にこの①から順番通りに手をつけていくといいんです。
損益計算書の勘定科目の並びは「経営に占める影響度、重要度」が高いものから順番に並んでいます。なので、影響度の高いものから優先的に改善していくことで効果が大きく変わってきます。
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例えば
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売上総利益を改善するには「売上を増やす」か「原価を減らす」必要がありますね。
例えば原価率が35%のところを30%まで減らした場合、月300万円のお店であれば月に15万円、年間にすると180万円利益が増えます。
逆を言うとその分利益が出たはずなのに出していなかった。とも捉えられます。
原価調整で年間180万円利益を増やそうと思ったらメニュー改善、仕入れ先の変更などもちろん大変です。原価調整して、料理の質が下がり、お客様の満足度が下がる。なんてことにならないように考えなければいけないですし。ただ、電気代の節約、経費の無駄な出費をおさえるなどよりも原価率を下げる方が利益に与える影響は大きいので改善効果も大きくなるんです。なので、同じ時間をかけるなら損益計算書の上から改善していくことを意識したほうがいいんですよね。
ドリンクの原価は料理よりも低いので、セットメニューなどで料理は原価かけるけどドリンクの原価で調整するなどの方法もありだと思います。
それでは!