見出し画像

チベットをチームで越える話その5:チーム解散(世界一周ネタ)

こんにちは。
ロマンスの神様」(広瀬香美さんの曲名)を、「ロマンスの神鳥」と無意識で手書きしたメモを発見し爆笑の朝。(広瀬さんゴメンナサイ)

毎日、大小の驚きと発見に満ち溢れる人生でありたいロマンスの神鳥です。

画像1



さて、ラサ編完結させていきます。
↓前回その4は、この世の終わりの如く3分ギャン泣きスッキリ!のクリボーさんでした。



天空の都ラサ、他にない独特の雰囲気が居心地良い

ラサはチベット自治区の首都、標高3700メートルの独特の時間と空気に包まれた場所。
今まで見てきた中国のどことも違う安心感、初めてなのに郷愁感に包まれる。


無事ラサ到着を喜ぶ日韓パーティ。

画像2



ラサには1週間ほど滞在。
「異国情緒」であり、心落ち着く場所であり、新しくも古くもある感じ。

画像3


↓青空市場でお買い物

画像4


↓お寺に向かって五体投地でお祈りをする場所。

画像5


ポタラ宮殿↓ 標高3700mのこんなところに、こんな立派なもんを作ったなぁ。

画像6


ラサを観光する合間に、ニーサンと久しぶりの日本食レストランに行き、カツ丼に「美味しくない。。。」とケチをつけつつ平らげるニーサン。
標高3700mの酸素の濃さをシミジミ感じるクリボーなのであった。


打ち上げの宴会、そしてパーティ解散

ラサに到着した翌日、ゴルムドからの強行ミニバスのパーティメンバー9名と合流できたので、打ち上げ会(ジュゲムさんとゲッソーさんは捕まらず)

日中韓9名パーティでお疲れさまーーー!全員めちゃ笑顔!

画像7

この打ち上げ会中に波乱が起こりそうになった場面が印象深いので書こうと思います。

この、日中韓パーティのコミュニケーション言語は、日本語・韓国語・英語・中国語のミックス。
四言語全てを分かる人はおらず、コミュニケーション中継は中国語が話せる日本人のピーチ姫(対 中国ブラザース)と、英語の話せるニーサン(対韓国ブラザーズ)。
流れにするとこうなります。

ハンマーBros(中国人) 
 ↑
【中国語】
 ↓
ピーチ姫(日本人)
 ↑
【日本語】
 ↓
デイジー・ヨッシー・クリボー(日本人)
ニーサン(日本人)
 ↑
【英語】
 ↓
マリオ(韓国人)
 ↑
【韓国語】
 ↓
ルイージ(韓国人)

意思疎通がまどろっこしいけど、それも楽しいのが、旅の途中。原則はそう。

打ち上げ会の途中、酒の力もあったのでしょう、ハンマーブラザー(中国人)が隣国との文化差異を揶揄する言語表現をしたときにピーチ姫(日本人)の顔が曇り、その内容を聞いた私たちが一瞬顔を見合わせた事がありました。
その場はそれを直訳してマリオ達(韓国人)に伝えて雰囲気を壊す必要などないので、ニーサンがかなり意訳をして、事なきを得ました。

おそらく、全員でラサ目指してバスに乗っている途中だったら起こらなかった事なのでは、、、と思う。分からないけどね。

何はともあれ、全員が無事に到着をし、元気に高山を超えられて本当に良かった良かった!


チームとは、同じ目的や目標を持った人たちのことを言う

さて真面目な話をちょっとだけ。

組織やチームの発達過程を説明した理論の中の一つに、「タックマンモデル」という有名なのがあります。

画像8

チームとは「共通の目的(または目標)を持ったメンバー」です。

ラサを目指したパーティーの共通目標は「ラサにたどり着くこと」でした。
目標を達成した私たちはチームを散会しました。
これは通常、仕事やコミュニティ、学校生活、家族生活においても、同じことが言えます。
目的や目標を持ったチームを作ったり合流したり散会したりしながら社会生活を営んでいる、という考え方です。

そして、どんなチームでも【形成期】から必ず始まるのに対し、そのあとは必ずしも【混乱】→【規範形成】→【達成】→【散会】と順番にいく訳ではないのです。
特に、仕事という側面においてはずっとForming(形成期)状態のまま、突然散会することが、ままあるわけです。
※私が過去、リーダーをしていて頓挫しかけたプロジェクトとかが、その例です。チームビルディングという言葉すら知らなかった頃です。。。

ラサ行きを目指したパーティが、どの段階(期)まで発展したか、ハッキリ白黒付けるのは困難ではあります。
でも少なくとも、クリボーは瀕死のニーサンを救ってくれたパーティメンバーには絶大な感謝と信頼を寄せたことは言うまでもなく、あの旅が終わって20年たった今も日本人メンバーとは繋がりを持てているのは本当に嬉しいし有り難いなぁと思っています。人生に友あり♪


チームビルディング理論を学び、それを実践できるようになると、この「形成期」から「達成期」までのチーム成長速度を早め、成果を出し続けるチームを持続的に作ることができるようになります。

逆を言うと、成果がもっと出るはずなのに出ないチームのリーダーは、チームビルディング理論を知り実践することで、本来のチームが持つ潜在力を発揮させ想像以上の成果を出すチームを育てることができるようになるのです。

※チームビルディング理論についてもっと知りたいという方は是非、弊社のチームビルディング講座をご検討ください(たまには宣伝するよ)


今日の一冊:「ほめるのをやめよう リーダーシップの誤解」(岸見一郎)

「嫌われる勇気」でアドラー心理学の名を日本に広めた岸見先生の本です。
チームビルディングで必須の「心理的安全性」を醸成するための多くの示唆に富んだ本です。
平易な言葉と参考事例も身近であり、なんと言っても翻訳本ではなく生粋の日本人の先生の日本語は、直感的に「わかり」やすいのと同時に、「受け入れ」ることを試される内容でもあると思います。オススメー!

会社や組織のことではなく、家族、親子関係、学校などの事例もあり、身につまされる(反省・・・)も多いです。

そして、チベット越えで瀕死だったニーサンとクリボーは、この後も混迷の混乱期を経ながら、世界一周でのチームビルディングをしていくのでありました。

次の混乱期はどこの舞台にしましょうかね。笑


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?