すぐ指摘、すぐ褒める
私には2人の子供がいて、上の男の子は小、中学サッカー、高校では帰宅部。
下の女の子は今、私がコーチする中学バレーボール部。
上の子のサッカーの時は、指導とか全くできず、小〜中、ずっと見ているだけだった。
スポ少サッカーのコーチが、やっぱり親コーチだったんだけど、とにかく指摘するのが遅すぎて、とってもイライラした。
ひととおりゲームさせて、休憩の時に、「なんとか君がここにいて、なんとか君にパスしようとした時にさ」
とか言うのを聞いて、アホか!と思った。
小学生の男の子たちが、一生懸命にプレーしていて、たくさんの局面が訪れ、どんどん流れて行くサッカーという競技。
子供達の記憶力にも限界がある。
それなのに、ハアハア言ってる子供達を座らせて、さっきこういう場面があったけど、という話をする親コーチ。
やっぱり、他のコーチたちからも不満がいっぱいあって、後に更迭されたんだけど。
ちょっとね、本当に自分勝手だなぁって思ったんだよね。
下の子は小学生の頃スポ少バスケを真面目にやってた。
私はサッカーもバスケも門外漢だから、やっぱり黙って見てたんだけど、この時も親コーチ。
県内の強豪校出身だっていうことで、自分のすごいプレーを時折見せといて、僕の言うことを信じてくださいねって、口でも言っちゃう、本当は指導力に自信のないタイプ。
そして、ひじょーーーに話が長い。
この人も、自己顕示欲を満たすためにコーチしてるんだなぁって、落胆した。
そんな長く喋るんだったら、ボール触らせた方が練習になるよってくらい喋る。
彼も、局面で止めて指摘するのではなく、最後にまとめて喋るスタイル。
そんなの覚えてないって。
私の場合は、悪いプレーはすぐ指摘。
良いプレーはすぐ褒める。
だってそうしないと、忘れるもん!
バレーボールという競技は、確かに流れのスポーツではあるけど、ラリーが終われば一旦途切れる。そしてまたサーブから始まる。
その間を利用して、ごく短く、指摘するか、褒める。
いかに短く伝えるか、それは常に考えている。
指摘の際は、その子に所まで行って、やって見せる。
でも、教えすぎもいけないので、わざと黙っているべき時もあるっちゃある。
褒める時は、オッケー👌サインとか、グッジョブサイン👍でまず、褒めに来たよ、って笑顔で近づく。
そうして指導していると、どんどん上手くなる。
怒って教えるタイプの人に言いたい。
いや、微妙にちょっとずつ上手くなって行ってるけど、あんたその微妙な違い、わかんないの?
って。
きっと怒鳴ったりするのに一生懸命で、さっきの彼女と今の彼女、そのプレーの微妙な違いに気付けないんだよ。
絶対、良くなろうと努力しているし、今はまだその過程にあるってだけ。
私はいつも、
彼女だったらこういうプレーになっちゃうかな?
という見積もりで全ての選手を見ていて、その見積もりより良かったら、すぐ褒める。
見積もりより悪かったら、すぐ指摘するか、わからないような顔をしたら、やって見せる。
そうやって、練習試合とかなら中断させてでも、とにかくすぐ、今の今が大事!ってことで、指摘するし、褒める。
お前ならそのくらいやって当然だから、いい気になるとイカンから褒めない。
という考えにも反対!
いい気になってナンボっしょ!
楽しい!って思って、いい気になってる今こそ、伸びる時!
いつも正直に指摘するから、このコーチが褒めるってことは、本当に褒めてるんだな。
そういう信頼関係ができていくと思う。
熱意は伝わる。
正直な、熱意は、伝わるんだ。絶対。
私はそう信じている。