【雑記】『アルゴリズムの鬼手』書評 みこちゃん を読んで
みこちゃんに「アルゴリズムの鬼手」の書評を書いていただいた。
素晴らしいと思った。
私が小説を通して伝えたかったことを、見事なまでに読み取ってくれている。
この小説はミステリーで謎解きの部分もあるにはあるのだが、みこちゃんの書評に書かれていることがメインテーマになっている。
そしてそのテーマについて、私とみこちゃんが尊敬する羽生善治先生がどう考えているのかも紹介している。
恥ずかしながら、私は「考える力」は読んでいなかったのだが、ここまで羽生先生が明確に言っているとは思わなかった。
--勝負をつけるだけなら、あまり将棋をやる意味がないと思うんですよ。--
まさに、作中で登場人物が言っていた言葉と非常に似ているのだ。
そしてみこちゃんは「古来日本人は、とても勝負に対して特殊な考え方を持っていました。」と綴っている。
そう言われてはっとした。
たしかに登場人物もそういった考え方を持っていたのではないか、と。
ここまで自分の小説を掘り下げて読んでもらえれば、本当に感激である。
実際のやり取りの中でも、みこちゃんは本当に何度も読んでくれて、そしてこの小説を好きになってくれているんだなと思うことが何回もあった。
ここまで思ってもらって、「アルゴリズムの鬼手」の登場人物たちは本当に喜んでいるだろう。
むろん作者の私も、この上ない幸せだ。
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講談社から「虫とりのうた」、「赤い蟷螂」、「幼虫旅館」が出版されているので、もしよろしければ!
(怖い話です)