【中学受験ネタ】1月10日公開模試 ~大山鳴動
まさにこの言葉がぴったりではないだろうか。
正月、まったく勉強しない息子にハラハラ。
公開模試前には「このままではヤバイ」とばかりに、愛光中学の過去問題をやらせる。
結果がよかったがために、じゃあ開成過去問題をとなり、今年の運を使い切るほどに奇跡的によかったたため、息子の反省を促すこともなく、不安が払拭されることなく試験当日へ。
試験当日は大雪のため、車が使えず、バスで行くことを検討するも、試験は午後からであることに気づき「ああ、よかった」と雪が解けるのを待つ。
昼になり、雪が解けたので、大喜びで試験会場へ。
試験が終わった瞬間、息子は「算数は満点取れたかも」と思ったそうだ。
で、採点して120点。ケアレスミスのオンパレード。
いつもより点数は悪く、そりゃ30点も落とせば悪いよねと落胆する。
「もう忘れよう」と。
そして昨日の発表。
なぜか思ったほど悪くない。どうやら平均点が低かったようだ。
30点も派手に落としているので、よくはないけど、まあ、許せるレベルの偏差値。
「天網恢恢疎にして漏らさず」でもなく「人間万事塞翁が馬」でもなく、「大山鳴動して鼠一匹」。
前日、愛光「おー、いいじゃないか」、開成「なんだ、この奇跡的な点数は?」と騒ぐだけ騒いで、実際の結果は「普通」。
ホント、右から見ても、左から見ても普通の偏差値。
騒ぐだけ騒いで「ふ・つ・う」。
「ボクがミスしなければ、すごくよかったのに。ボクってバカだね」
と、いまさらのように事の重大さに気づくアホな息子。
「ボクの全盛期って、開成問題解いた日だったりして。あ、それじゃまずいか。えへっ」
ええ、まずいですよ。それだと本当にまずいからね。
これに懲りて、日々きちんと勉強しなさい。
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(怖い話です)