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#03 人質作戦は王道

毎回あまり細かいところまで掘り下げると大変だなーと思ってきたので、ここからは超軽めにレビューしていきます。円盤獣を描く楽しみを優先に♪
▼前回レビューはこちらから


第5話「炎の愛を夕陽に染めて」

脚本/藤川桂介

◉人質を取るも、詰めが甘いあるある展開
甲児くんが軽飛行機コンテストに出場するというので、ひかるや吾郎、番太らも応援に駆けつけて、会場のススキヶ原飛行場はちょっとした賑わい。しかし、その飛行場を地球侵略の前線基地にしようと画策したブラッキーが、コンテスト中の甲児くんたちを襲撃。番太の捨て身の救出で甲児くんは難を逃れるものの、他の観客たちと共にベガ兵たちに人質にされてしまいます。
駆けつけたデュークは、ブラッキーの申し出を受け、人質の身の安全と引き換えに自らが拘束されることを承知しますが、ブラッキーは当然のように約束を果たさず人質を殺そうとします。しかし甲児くんたちは隙を突いてベガ兵に逆襲(甲児くんの体術が圧巻。ミニフォーをいとも簡単に操縦してるのも凄い)。デュークのほうも、地上の状況を知らないので「くそっ、もう我慢できない! 甲児くん、君だけを死なせやしないぞ!」と反撃の狼煙を上げるのでした。

▶円盤獣ドムドム

円盤獣ドムドム

ピンクのボディがキュートな、人型に変形する円盤獣。名前のせいもあるのか、シルエットがハンバーガーに見えなくもありません。顔の造形はメカメカしくてイケメンです。両手の先から鎖を発射してグレンダイザーを拘束しますが、意外とモロい材質なのかデュークがその気になったら、あっさり千切られてしまいました。
善戦虚しく、最後はダブルハーケンで真っ二つにされてしまうのですが、再びくっついて高速回転しながらグレンダイザーに突っ込んでくる様子はなかなか不気味なものがありますね。このドムドムに限らず、円盤獣ってやられたと思ってもまだ攻撃を止めない、みたいなパターンが目に付きます。
結局、デュークも人質も飛行場も手に入れ損ねたブラッキーは、甲児くんが奪取したミニフォーも遠隔爆破して帰投するのですが、出がけに司令から釘を刺されていた一言が思い出されます。大丈夫かな、ブラッキー。

ブラッキー、最後の最後までヤツらをあなどるでないぞ。

ガンダル司令

ところで今回のサブタイトルがずっとピンと来なかったのですが、エピローグのところで、無事に生還したことを喜び合う家族たちを見て、宇門博士が大介に語ったメッセージの中にオチがありました。

大介、お前の体の中に真っ赤に燃える愛の炎がある限り、誰とも付き合える。同じ地球の仲間として通じ合える親子のようにな。

宇門博士

フリード星人であるがゆえの孤独に苛まされるデュークへの、宇門博士の暖かい一言ですね。


第6話「大空を斬る闘魂!!」

脚本/藤川桂介

◉なぜか出かけた先に現れるワルモノたち
今回のサブタイトルも、なんか解らなくもないけれど、日本語としてビミョーな感じがするのは僕だけですか? 
さて、デュークをおびき出すために首都・東京攻撃をブラッキーに命じるガンダル。富士山麓の田舎町を襲うよりは、人口密度が高い大都市を襲ったほうが確かにインパクトは大きいですね。前話で赤い月を見つめながら、

僕が地球に居るために、何の関係もない人に迷惑がかかるのはとても耐えられません!

宇門大介(デューク・フリード)

と心境を吐露したデュークにとっては心理的なダメージもデカいはず。さっそく東京へ出陣するブラッキーですが、なんとひかると番太がこのタイミングで東京バス旅行! まあこういう番組ではお決まりのパターンですが、どうしてワルモノが狙う場所に主人公たちが遊びに行ってしまうのか?(笑) 
案の定、ひかるたちの乗ったバスは、円盤獣ダムダムの体内に吸い込まれてしましまいます。ダムダムにはちゃんと"外から見える窓"も付いていて、甲児くんが2人が捕まっていることを確認(笑) 
甲児くんもTFOごと呑み込まれてしまうのですが、後々これが功を奏することに・・・・。もともとその意図で呑み込まれたわけではないと思うので、単純に甲児くんってラッキーボーイなんでしょうね。それにしても前回に引き続き、人質作戦というのはちょっと芸が無いぞベガ星連合軍。
前回、甲児たちを救出に出撃する際「死んでもともとです!」と悲壮感を漂わせていたデュークですが、今回はそうではありませんでした。それがちょっと安心材料ですね。

▶円盤獣ダムダム

円盤獣ダムダム

ドムドムの次にダムダムはちょっと混乱するので、違う名前にして欲しかったですね。強力なバキューム機能のある足がぐるりと周囲に8本あって、これで車やバスを吸いつけます。吸い付けるだけで、呑み込むのは下部の穴からなんですよね。でも、その穴からデッカイハサミ状の腕が出てきたり、甲児くんたちがバキュームの腕を切断した穴から脱出したりするので「ということは普通にバキューム足でそのまま吸い込めるのでは?」と、構造的にも混乱させてくれる円盤獣です。
体内に人間を拉致している間は優位だったものの、そのイニシアチブを失うと形勢逆転。お馴染み高速回転体当たりなどを繰り出しますが、頭脳部分をもがれるとあっという間に爆散してしまいました。
今回は甲児くんがMVPでしたね。低酸素状態からの人質救出に、ダムダムの頭をデュークに破壊させるために捨て身の攻撃をしたり。脱出の際、酸素不足で気絶している皆をバスに乗せる際、なぜか番太と若いカップルだけ、椅子にカーテンで縛り付けて無かったのが気になりましたけどw

カーテンはまだ余ってるのになあ・・・時間が無かったってことだよね

「たわけめ!」とガンダルに叱られたブラッキーが「もうしわけありません・・・」と謝っている姿を初めて見ました。いよいよ進退問題にも関わってきそうなブラッキーさん、心配です。
エピローグでは、番太の母ちゃん・荒野"ダンプカー"ハラさんに感謝の(*´з`)をされる今週のMVP甲児くんでした。めでたしめでたし。

もう誰か解らない顔になってますけども

次回、第7話に続きます!


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