Bean to barとダイレクトトレード。アスキノジーチョコレートの場合。
100% Traceable from bean to bar
あまりご覧になる機会はないかもしれませんが、
アスキノジーチョコレートのリテールパッケージは、一箱15枚入りで、その箱外装に、
100% トレーサブル
フロム ビーン トゥ バー
と記載されています。直訳すれば、
豆がいつ、どこから、どのように板チョコレートになるかの道筋を100% 追跡できるという事です。
ここでの豆は言わずもがな『カカオ豆』で、
板は、タブレットチョコレートのことです。
カカオは、赤道からプラスマイナス8度緯度の間、カカオベルトと言われる限定された地域で、
特定の日照、温度、湿度、土壌によって育つ植物です。
そして
カカオの品質に最も影響を及ぼすことは、誰が栽培するかということです。
アスキノジーチョコレート
100% トレーサブル フロム bean to bar
のビーンを辿るという意味は、
カカオ豆が、どこから来たか
ということではなく、
誰によって、
どのように栽培されたカカオ豆なのか、
そのカカオ豆を工房まで輸送するところも、
全てトラッキングしているという事になります。
アスキノジーチョコレートの創立者、
ショーンアスキノジーが、
チョコレートを作る工程は、
カカオ豆を調達するところからではなく、
その前の段階にまでこだわり、
カカオ栽培農家を探し、
良いカカオ豆を育てるところから始まります。
豆の産地から製造工程までこだわるbean to bar。
つまり、チョコレート製品なら、原材料表示で
「カカオ豆、砂糖」もしくは、
「カカオマス、砂糖、ココアバター」
と表示されることになります。
(次回からはお手元のチョコレートの食品表示ラベルも見てみると面白いです。)
この2種類の原料しか使わないからこそ
(乳化剤や香料などの一切添加物なし)
アスキノジー自らが、原料のカカオ豆の調達にこだわる理由です。
そして、それは、100% traceable であることに間違いないダイレクトトレードによって、品質が守られています。
ダイレクトトレードとは。
ダイレクトトレードが指す意味は、業者などがコーヒーやカカオ豆の生産農家から豆を直接買い付けることで、中間業者をはさまないため、生産者の利益が増える仕組みと言われています。
この仕組みをそのまま読み取ると、
カカオの生産者とカカオ豆買付業者に接点はありますが、
チョコレートメーカーとカカオ農家の繋がりが、見えにくいです。
そこでアスキノジーチョコレートの場合を書きました。
ショーン・アスキノジーみずから、
生産地に赴き、
単一農家の単一農地で栽培するシングルオリジンカカオ豆の品質を保つ教育を行い、
クラフトしたチョコレートの売り上げ
報酬を還元することによって、
家族経営のような理念とパートナーシップをもって、
栽培農家の経済にも、責任を持ちます。
これがアスキノジーチョコレートが行っているダイレクトトレードです。
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