【DIY】お気に入りの香りを、芳香剤にする方法
こんにちは、TK104です。私は自動車ライターで、車によく乗るのですが、車の香り選びは個性の出るところですね。
とはいえ、車用の市販品って独特ですよね?車用で気に入ったものでなくても、気に入った香りはあると思います。
例えば、香りといえば、香水が身近なものであると思いますが、バリエーションは、香水ほど広くない気がします。それを、芳香剤にできれば、いい香りで運転できるんじゃない?
そんなわけで、ホームセンターや、100円均一、家にありそうなもので、芳香剤のケースを作ってみました!
1.材料選び
香水の液体を入れるので、防水性の優れたものがケースとしては適しています。
注意するポイントは、アルコール成分が入っていると、プラスチックが溶けてしまう可能性があるので、耐油のボトルを選ぶのが良いと思います。
私が買ったのは、「瑞穂 Mボトル広口瓶100ml 0803 」です。
他に用意したものは、ドリルなどの穴を開けられる道具と、芯になる割り箸です。
私が使った割り箸は、ホットモットの円形の割り箸でした。穴は3.5mmのドリルで穴を開けました。
なぜ割り箸が芯になるのか、説明します。
まず、液体は「毛細管現象」という現象で、成分がどんどん染みていく現象があります。身近なところで、ラーメンを食べるところを想像してください。
例えば、1本だけ麺をすすると、ほとんどスープは絡みません。しかし、まとめて麺をガッツリ掴むと、よくスープが絡みます。これは、麺と麺のわずかの隙間に、液体の表面張力によってスープが入り込む現象が起きています。
また、割り箸は、木や竹のような自然の材料で出来ています。植物が自然界で成長するために、水分や養分を吸い上げます。これは、「浸透圧」を利用していますので、乾燥している割り箸に成分が濃い液体は染みこみやすい素材になっています。
この2つの理由で、芳香剤の芯として割り箸は、適しているといえます。
2.加工開始
加工はとても簡単。割り箸のサイズに合わせて穴を開けるだけ。
ただ、芯には少し工夫が必要で、割り箸の両端は刃物で切らずに、表面積が増えるように手で折ります。狙った長さに切る場合は、カッターなどで切り込みを入れてから、手でポキっと割るだけで〇。
3.組み立て
※割り箸の先端に気泡が出ているのは、毛細管現象と浸透圧で芯に染みてる証
ぶっちゃけ、穴開けて、香水を入れて、割り箸をブッ刺すだけなのです。
しかしながら、割り箸に香水が染みるまで時間がかかります。ボトルに香水を入れたら、割り箸がビシャビシャになるまで浸して組み立てます(ポイント)。
そしたらもう完成です。
部屋でも、玄関でも、お気に入りの香りをこれで使うことができます。
あとがき
今回は、車で使うために作りました。車用の芳香剤の多くは、30日で香りが飛んでしまったり、長くても60日程度です。私は、毎回そんな期間で買い替えた記憶は、一切ないのでなんだかもったいない気がしていました。
そこで、使うときに香りを纏う香水に目が付きました。種類、量、質ともに車用の芳香剤よりも、バリエーションが多いですよね。
そんな事を、ラーメンを食べながら気になったものだから、毛細管現象と、浸透圧使ったら、できんじゃね?となったわけです。
私は車で、この商品「ランドリン ファブリックミスト No.7 消臭 スプレー 370ml 」をよく使っています。そして、普段の香水は、グッチのエンヴィや、ラッシュをよく使っていました。
車使うときに、3プッシュ程を車内に散布してからとか、枕の中のそば殻に吹いたりして香りを楽しんでいましたが、こういう使い方もアリかな?と思い作ってみました。
お気に入りの香水も、この方法であれば芳香剤にできるので、これからの夏休みの自由研究など、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。