デザイナーは鈍感な方が向いているかもね
自然界には1677万色の色があるというのに、印刷物用のデータはCMYKのたった4色だけで表現するってすごく強引なことじゃない?特色を使うこともあるけど予算の都合でそんなに多用できないのが現実でしょ?
私はHSPで内向型。繊細で自分に嘘がつけない性格だから、なんでもかんでもCMYKやRGBに置き換える作業は大きなストレスだった。
例えば富士山の大自然はプリンターの印刷よりも遥かに多彩な表情をしているし、4Kや8Kの映像で見るよりも遥かに感動するのに、技術屋たちがあたかも現実を超えたような態度で市場を支配している。
絵画とかもそう。画家の能力が高くても印刷や映像にされた途端に別物になる。だって実物と同じ感動がないじゃない。技術の範囲内でしか我々は情報を受け取れてないんだよ。
結局デザイナーもその範囲内でしか仕事ができないから、そんなことに耐えられるのは鈍感な人だけかなって思う。ほら、世のデザイナーと名乗る人たちを見てよ。服装も髪型もメガネも似ていてデザインも似たり寄ったり。真のデザイナーと呼べるのはほんの一握りで、ほとんどはデザイナーごっこしてるんだよ。
でもそれで世の中のバランスが保たれているから誰も悪くないし、どの業界も似たようなもん。「我は我のみ」と勘違いしている私みたいな奴が去ればいい。アーティストに転向して、鳴かず飛ばずで終わったとしてもそのほうが満足でしょ。
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