作曲がまだの詩

「創作は日に一個まで」
それ以上は干からびるから
「想像は日に一個まで」
それ以上はパンクするから

残夜と夜深の境目
今日がいつかもわからないで
僕は悶えていた

あーーーーーーーーーーっ

作れない創れない造れない描れない
つくれないつくれないつくれないつくれない
粋な比喩とか奇を衒った言葉とか
胸をえぐる共感とか脳が分離してしまう郷愁

全部薄っぺらいんだよ、全部安っぽいんだよ、
もういいから、もういいから、
全部投げ出してしまいたい！

「悲しみは日に一個まで」
尽きない悪意にうんざりしてきた
「楽しみも日に一個まで」
日常に戻るのが辛くなるから

冬が終わっても寒の戻りが激しくて
お体ご自愛くださいね
僕はお暇しますね

あーーーーーーーーーーっ

眠りたい眠りたい眠りたい眠りたい
眠りたい眠りたい眠りたい眠りたい
支配者の欲望とか誰かを貶して上に立つとか
何かにつけて必要なお金と断ち切っては歩けない縁

もう飽き飽きしてきた、でも嫌々進むか、
もういいでしょ、もういいでしょ、
楽になってもいいですか？

雨があがっても空は閉じきって
僕はどこへも行けません
僕はなんにもできません

あーーーーーーーーーーっ

創れない走れない歩けない動けないから
眠りたい眠りたい眠りたい眠りたい
伝えたいことがあるんですでも
誰にもわかってもらえないんです

いつか誰かが、世界を変えるか、
もういいよな、もういいよな、
今は、お疲れ、おやすみなさい。